
ターナー「レグルス」
ごめんなさい。やらかしてしまいました。東京都美術館のターナー展、18日(水)まででした。。「日曜まで」とか前回書いちゃって。。もしそのせいで諦めちゃった方がいたら、本当に本当に申し訳ございません。海より深く反省しております。Reglus(1828)Joseph Mallord William Turner気を取り直して……こちらはターナーの「レグルス」。敵軍の捕虜となり、地下牢で瞼を切り取られたレグルス将軍が最後に見た光を描いた作品です。...

マティス「コリウールのフランス窓」
昨日ご紹介した、マティスの「コリウールの開かれた窓」。この9年後に、マティスはよく似た題名の作品を発表しています。窓は同じように開いているけど、その先に広がるものは……。French Window at Collioure (1914)Henri Matisseアンリ・マティス「コリウールのフランス窓」。マティスらしからぬ静寂と寂寥感をたたえた、垂直の色面のみで構成された抽象絵画のような作品です。窓の向こうに広がるのは青く澄んだ地中海ではなく...

円山応挙「松に孔雀図襖」(応挙展より)
先週末、異常に早く目が覚めてしまいこれはもう行くしかない! とばかりに勢いで朝7時の新幹線に乗って、名古屋まで。愛知県美術館の「円山応挙展」に行ってきました。応挙を名乗る以前の作品も含め幅広く網羅的な展示でしたが、白眉はやっぱり……この作品でしょう。 Peacocks and Pines(1795) Maruyama Okyo円山応挙「松に孔雀図」(部分)。孔雀を多く描いた応挙ですが、墨一色で描いた作例は珍しいそうです。金地を背に、飾...

高島野十郎「月」と「蝋燭」
昨年、DIC川村記念美術館の「フラワースケープ」で作品を見て以来ずっと気になっていた大正・昭和の画家がいます。久留米出身の写実画家、高島野十郎。終生家族を持つことなく、画壇と交わることもなくやがてそのまなざしは光へと向けられ、闇へと収斂していきます。 Moon(after 1961) Takashima Yajuro高島野十郎「月」。福岡県立美術館の「光をさがして」というコレクション展でこの作品と出会いました。樹々の向こうにぽっ...

「フィンランド・デザイン」を見てきました。
森の滴、湖の小波。時に水のように、時に氷のように美しいフォルムで人々を魅了する北欧の国フィンランドのガラスデザインを、東京ミッドタウンで見ることができます。サントリー美術館「森と湖の国 フィンランド・デザイン」。光と影が交差する、色とりどりのガラスの世界です。20世紀前半から台頭したフィンランドのガラスデザインは、すぐれたデザイナーたちの手によって1950年代から国際的な評価を得て、その使いやすさと美し...
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