
映画「モネ・ゲーム」
印象派の巨匠、クロード・モネ。彼の代表作「積みわら」をめぐる映画「モネ・ゲーム」をさっそく見てまいりました。主演はコリン・ファースとキャメロン・ディアス。「積みわら」の連作にはナチスの手に渡り所在不明になった作品があり、その1枚を使った贋作詐欺を企てる! というもので、美術ファンにとってはニヤリとさせられる内容なわけです。ちょっとお下品なドタバタコメディなわけでして、となるとキャメロンが完璧にはまり...

シャヴァンヌ「もの思い」
薄暗い森に一人たたずみ、額に手をあて物思いにふける女性。ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ「もの思い」。彼女は何を、思っているのでしょうか……。recueillement(1867)Puvis de Chavannesこの「もの思い」と同じ構図の「瞑想」という壁画があり、前にご紹介した大原美術館所蔵の「幻想」とともにかつて彫刻家クロード・ヴィニョン邸を飾っていたのだとか。制作年代的には、「もの思い」のほうがレプリカということになるんでしょ...

キリコ「ヘクトルとアンドロマケ」
ゴゴゴゴゴゴゴ……ゴゴゴゴゴゴゴ……ゴゴゴゴゴゴゴ……Hector et Andromache(1917)Giorgio De Chiricoジョルジョ・デ・キリコ「ヘクトルとアンドロマケ」。同僚から「ジョジョの奇妙な冒険」を借りて読んでるんですがどうしてもこの作品を連想してしまうんですよね。なんとなく、立ちポーズもいわゆる「ジョジョ立ち」っぽいし、全体的な造型がスタンドっぽいし。名前も名前だし。。類似の作品だと、「ヘクトルとアンドロマケの別れ...

セガンティーニ「アルプスの真昼」
4月末から、損保ジャパン東郷青児美術館でジョヴァンニ・セガンティーニの企画展をやるみたいですね。タイトルは「アルプスの画家 セガンティーニ」。どんな作品が集まるのか、楽しみです。Highnoon in the Alps(1892)Giovanni Segantini昨年大原美術館に行ったときにセガンティーニの作品を見てきたんですが、それがこちらの「アルプスの真昼」です。雲ひとつない青空、太陽の光に輝く牧草。奇妙に折れ曲がった木の幹に体を預...
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