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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

東山魁夷「白い朝」

朝、窓をあけると、庭一面の雪であった。きじばとが一羽、羽をふくらませて、じっと枝にとまっている。寒さに耐えて、春を待っているのだろうか。何かを祈り、沈思しているように感じられた。白の中のその孤独な姿が、私の心に通った。(東山魁夷)White Morning(1980)Higashiyama Kaii山種美術館の「東山魁夷と日本の四季」を見てきました。没後15年を記念した展覧会で、川合玉堂、結城素明、川崎小虎など魁夷が師事した日本画...
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鈴木其一「芒野図屏風」

山種美術館の「輝ける金と銀」、会期終了直前の滑り込みセーフで鑑賞してまいりました。Eulalias(19th century)Suzuki Kiitsuこちらは鈴木其一「芒野図屏風」。金よりも銀を好んだ其一らしく、銀地の屏風には群生する芒が描かれ、そのうえに秋の夜霧が流れるようにかかっています。画像では伝わりにくいのですが、銀地だけに角度によって見え方が変わり、霧にぬれた芒が月光をうけて静かに輝いているような——とても幻想的な作品...
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奥村土牛「鳴門」

恵比寿の山種美術館は駅から少し歩かなければいけないのが難ですが、歩いたぶんだけ素敵な作品が見られるのはご承知のとおり。現在は「水の音 —広重から千住博まで—」というこれまた涼しげなタイトルの展覧会をやっております。額に浮いた汗がさーっとひいていく、美しき水の世界。Maelstroms at Naruto(1959)Okumura Togyu会場でまず眼に飛び込んでくるのが、山種コレクションを代表する奥村土牛の「鳴門」という作品です。群...
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川端龍子「百子図」

か、か、かわいい (*´д`*)Children Playing with an Elephant(1949)Kawabata Ryushi川端龍子「百子図」。終戦後、「象を見たい」と東京の子どもたちがインドに手紙を送ったところ、昭和24年にインドから贈られてきたというインド象のインディラを描いた作品。やんちゃそうな象を取り囲む女の子たちが何ともいえず可愛いんですよねぇ。踊りをおどったりスケッチしたり、象の背中に乗ったり。こんな絵も描いていたのかと意外な気...
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速水御舟「昆虫二題」

八方に網を広げる蜘蛛と、光に群がる蛾の群れ。ともに円形を中心に置きながらも、放射と収斂という真逆の動きを象徴的に描いたのが速水御舟の「昆虫二題」という作品です。「葉陰魔手」と「粧蛾舞戯」の対作品になっており、題名からして妖しげな…。「昆虫二題 葉陰魔手」「昆虫二題 粧蛾舞戯」この「昆虫二題」は、山種美術館の「再興院展100年記念 速水御舟」という展覧会に出品されていました。これまで何度か見ている作品で...
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