
佐伯祐三「人形」「ロシアの少女」
前回に引き続き、佐伯祐三について。展覧会では陰鬱で重い印象の作品が多かったのですが、例外的に明るくて愛らしい作品もありました。たとえばこちら。「人形」という作品です。Doll(c.1925)Saeki Yuzo佐伯はこの人形に一目惚れしてしまったのか、1000フランで購入してしまい、その結果、実家や友人から借金をするはめになったのだとか。それくらい愛らしい人形だったのでしょう。このほか、「ロシアの少女」という作品でも黄色...
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