
ムンク「接吻」と「光に向って」
国立西洋美術館で開催中の「モネ、風景をみる眼」という展覧会では印象派の光と色彩を存分に味わえるのですが、常設では一転、モノクロームの世界が広がります。画家の名はエドヴァルド・ムンク。生誕150周年を記念した版画展です。The Kiss(1895)Edvard Munchこちらはムンク「接吻」。同様のモチーフの作品をムンクは数多く残していますが、そのなかでもこの版画は凄艶で、刹那的で、じっと見ていると胸が苦しくなってくるほど...

ムンク「接吻」
梅雨があけたら夏がやってくるのだとそう思うと少し寂しくなりました。Kiss(1897)Edvard MunchKiss me out of the bearded barleyNightly, beside the green, green grassSwing, swing, swing the spinning stepI wear those shoes and You will wear that dressOh, kiss me beneath the milky twilightLead me out on the moonlit floorLift your open handStrike up the band and make the fireflies danceSilver moon's spark...

クリムト「帽子を被りボアを着けた婦人」
前回ご紹介したルノワールの微笑みにくらべたら、まぁなんとも冷たい表情。「ジャンヌ・サマリーの肖像」が婉然ならこちらは圧倒的に傲然、でも美しい。 Lady with Hat and Feather Boa(1909) Gustav Klimtグスタフ・クリムト「帽子を被りボアを着けた婦人」。代表作「接吻(恋人たち)」で黄金時代の頂点に至ったクリムトは以後、黄金を離れて鮮やかな色彩が主体の作風に転じます。この作品は黒が多くを占めていますが、目に...
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