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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

小村雪岱「日本橋」

しんしんと降り積もる雪のなか、外をうかがう芸者の姿。夜のしじまに何思うのか、その立ち姿はあてどなく、ため息が出るほどの美しさです。この作品は、明治から昭和初期を代表する文人・泉鏡花の「日本橋」の見返しに描かれたもの。手がけた画家の名は小村雪岱。小説家と若き画家はこの作品ではじめて交わり、それまで泉鏡花本の装幀は鏑木清方が多く手がけていたのが、以後その多くを小村雪岱が手がけることになります。日本を代...
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片岡球子「赤富士に春来る」

昨年、めでたく世界文化遺産への登録が決まった富士山。これを記念して、日本の心ともいえる霊峰にちなんだ「心の美『富士山』を描く名画展」という展覧会が日本橋三越で開かれています。横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂などの日本画家や五姓田義松、和田英作などの洋画家、そして小林清親、川瀬巴水ら版画家による富士山を題材とした作品が一堂に会する展覧会です。We come to red Fuji in spring(1993)Kataoka Tamakoこちらは片...
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ユトリロ「青い花瓶の花束」

日本橋高島屋のユトリロ展、風景画にまじってこんな静物画も展示されていました。「青い花瓶の花束」という作品です。Bouquet de fleurs dans un vase bleu(1936)Maurice Utrilloユトリロは1920年、37歳ごろから花の静物画を描くようになります。後にユトリロの妻となるリュシー・ヴァロール夫人に贈ったのがその最初で、1935年、夫に先立たれたリュシーと結婚してからはたびたび花の絵を描いてはリュシーに捧げたのだとか。「青...
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ユトリロ「モンマルトルのキャバレー、ラパン・アジル」

Cabaret du Lapin Agile à Montmartre(1916-18)Maurice Utrillo今日は日本橋高島屋の「ユトリロ展」に行ってきました。こちらはチラシのメインビジュアルにも使われている「モンマルトルのキャバレー、ラパン・アジル」という作品です。制作年は1916年から18年のあいだ。いわゆる「白の時代」から「色彩の時代」へと移行する期間にあたり、漆喰で塗固めた白い壁と褐色の世界に赤や緑の鮮やかな色彩が見て取れます。酒におぼれ、...
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神坂雪佳「四季草花図屏風」

5月29日より、日本橋高島屋にて「美の競演 京都画壇と神坂雪佳」という展覧会が始まります。これ、ちょっと前まで横浜の高島屋でやっていてすっごくよかったんですよね。神坂雪佳の作品をまとめて見る機会もこれまでなくてあらためて、琳派を受け継ぐ画家だったのだなぁと認識。日本橋の展示もぜひ見に行きたいと思っております。ということで、まずはこちらの作品を。Flowers and Grasses of the Four SeasonsKamisaka Sekka神坂...
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