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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

鏑木清方「朝夕安居」

前回、葛飾応為の美人画の話をしましたがこうした浮世絵師の流れを汲み、明治〜昭和にかけて美人画の名手として活躍したのが鏑木清方です。彼が理想とした「江戸の風情」をテーマとした展覧会が千葉市美術館で開かれています。こちらは晩年の代表作「朝夕安居」(一部)。「そこにとりあげたのは明治二十年頃の世の姿で、 場所は東京の下町、海に近い京橋区築地あたりの朝に始まって 八丁堀界隈の夜までの風物詩なのである」とのこ...
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葛飾応為「三曲合奏図」

美人画にかけては応為にはかなわない。彼女は妙々と描き、よく画法に適っている。——稀代の浮世絵師・葛飾北斎をしてこのように言わしめた葛飾応為の作品が、ボストンから上野へ里帰りしております。Three Women Playing Musical Instruments(1844-48)Katsushika Oi葛飾応為「三曲合奏図」。琴を弾く女性は後ろ向きで蝶をあしらった豪奢な着物。その左手で胡弓を弾く女性は、正面向きでやや控えめな着物。そして右側の三味線の女...
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葛飾北斎「百合」

上野の森美術館で「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」が開催されています。ボストンからはるばるやってきた、葛飾北斎の作品140点あまり。有名な「富嶽三十六景」や「諸国瀧巡り」のほか、最初期の作品や肉筆画、そして娘の応為の作品も。日本が世界に誇る浮世絵師の全貌を知ることが出来るまたとない機会です。Lilies(1833-34)Katsushika Hokusaiこちらは葛飾北斎「百合」。描かれたのは1830年代で「富嶽三十六景」の少し後、...
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鈴木春信「清水の舞台より飛ぶ美人」

空からおちてくる美少女というと「天空の城ラピュタ」のシータなんでしょうけど、今から250年も前に描かれたこの作品もすごいのです。見よ、この躍動感!鈴木春信「清水の舞台より飛ぶ美人」。傘を頼りにえいやっと、約13mの高台から飛び降りた美女の勇姿です。異色中の異色、奇想そのものではございませんか。春信お得意の少女らしさ・あどけなさを残しつつも、恋よ叶えと意を決し、危険と引き換えに大人の階段を上ろうとする健気...
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大野麥風「鮎」(大日本魚類画集)

ギョギョーーー!!大野麥風「鮎」。そりゃあもう、本物と見まがうばかりの鮎なのです。Sweetfish, Familiar Fishes of Nippon(1937)Ohno Bakufu東京ステーションギャラリーで開催中の「大野麥風展」。麥風は魚類の作品を多く描いたことで知られる日本画家で、代表作の「大日本魚類画集」は「原色木版二百度手摺り」と言われるほどの精緻さ。通常は10回程度の摺りで浮世絵が完成するところを、麥風は実に200回も重ねて摺っている...
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