
フェルメール「ディアナとニンフたち」(マウリッツハイス美術館展より)
東京都美術館の「マウリッツハイス美術館展」。実は「真珠の耳飾りの少女」のほかに、もう1点フェルメール作品を見ることができます。神話を主題とした唯一の作品「ディアナとニンフたち」。2008年のフェルメール展でも来日していたので、実に4年ぶりの再会でした。 Diana and her Nymphs(1653-54) Johannes Vermeer初期の作品なだけあって、素人目にはフェルメールらしさが伝わりづらい作品だと思います。これが真作であるこ...

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」(マウリッツハイス美術館展より)
ようやく愛しのあの子に会えました。前回の来日は2000年、大阪。それから12年を経て、ようやく東京にもやってきてくれました。ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」。西洋絵画に興味を抱くようになってから、ずっと焦がれていた作品です。 The Girl with a Pearl Earring(c.1665) Johannes Vermeer会場はリニューアル直後の東京都美術館。待ちに待った「マウリッツハイス美術館展」。ここを訪れるのは、実は4年前のフ...

フェルメール「真珠の首飾りの少女」
今年はフェルメールの“真珠”が立て続けに来日します。まずはこちら、「真珠の首飾りの少女」。国立西洋美術館で13日から始まった「ベルリン国立美術館展」で、さっそく見てまいりました♪ Young Lady with a pearl necklace(1662-65) Johannes Vermeer左側の窓から光が差し込み、右側には女性の姿。おなじみの黄色い上着を着て、真珠の首飾りについたリボンをつまんでいます。鏡にうつった自分の姿に、あるいは真珠の輝きに見と...

フェルメール「天秤を持つ女」
この夏、ぼくは世界一しあわせでした。このブログを定期的に読んでくださっている方ならとっくに気づいているかもしれませんが、人生でこれ以上はないというくらいの恋をして、自分のすべてを受け入れてくれる人と出会って、そんな2人だからこそ、短い期間でひとつの答えにたどりつきました。この絵をもって、区切りとしたいと思います。ぼくからの最後の回答であり、ここから再スタートとしましょう。Woman Holding a Balance(c....

フェルメール「手紙を書く女と召使い」
黄色の「手紙を書く女」、青の「手紙を読む青衣の女」ときたら、当然次は赤ですね。フェルメール「手紙を書く女と召使い」。京都市美術館の『フェルメールとラブレター展』で、一番印象に残ったのがこの作品でした。A Lady Writing a Letter with her Maid(c.1670)Johannes Vermeer左上の窓と対角線上におかれた、深紅のテーブルクロス。そのうえで、一心に手紙を書く女主人。召使いは微かな笑みを浮かべて、窓の外に視線を向け...
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