足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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近況報告など

例によって、だいぶ間があいてしまいました。前に小説のことをあれこれ書いたと思いますが、転職して自由な時間が増えたこともあって去年の夏頃からとにかく量をこなそうと思ってあれこれ書いてました。長短問わず半年で30本くらい書いて、そのうち半分くらいはあっちこっちに応募して、さらにそのうち半分くらいは多少の結果がついてきてる感じです(小さいけど)。書いた小説の一部は別のブログを開設して、そっちに載せてます。...
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川端康成「掌の小説」

ここ最近、1日に30分くらいずつ、声に出して本を読むようにしています、黙読のときも朗読みたいに頭のなかで読み上げるクセがあるんだけど実際に声に出してみると、そこで気づかされることもいろいろあって。読書って奥が深いなぁとあらためて思ってます。で、今日読み終えたのがこちら。川端康成の「掌の小説」。再読です。計111編、それぞれ5ページにも満たないような、それだけに無駄を削ぎ落して研ぎすまされた珠玉の短編集。...
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北陸新幹線、フェルメールのことなど

昨日から長野―金沢区間が開業した北陸新幹線。これで東京から金沢まで最速2時間28分、大阪や京都あたりへ行くのと同じ感覚で行けるようになります。朝起きてふっと思い立って、気がついたら午後には金沢なんていう荒技もできるわけですね。となると、何がうれしいかって……金沢21世紀美術館に行けるじゃありませんか!!タレルの部屋が見れるじゃありませんか!!というわけで夏くらいに行けたらいいなぁと思っている次第であります...
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葛飾北斎「百合」

上野の森美術館で「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」が開催されています。ボストンからはるばるやってきた、葛飾北斎の作品140点あまり。有名な「富嶽三十六景」や「諸国瀧巡り」のほか、最初期の作品や肉筆画、そして娘の応為の作品も。日本が世界に誇る浮世絵師の全貌を知ることが出来るまたとない機会です。Lilies(1833-34)Katsushika Hokusaiこちらは葛飾北斎「百合」。描かれたのは1830年代で「富嶽三十六景」の少し後、...
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映画「大いなる沈黙へ」

映画「大いなる沈黙へ」を見てきました。フランスで最も厳格であるという、アルプス山脈のグランド・シャルトルーズ修道院の生活に迫ったドキュメンタリー。そこに描かれていたのは、ただただ美しい光と静けさでした。監督のフィリップ・グレーニングが修道院に撮影を申し込んだのは1984年。許可が下りたのはそれから16年後、しかもBGMやナレーションをつけず、撮影にあたっては照明を使わず、監督一人で撮影しなければならないと...
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堀辰雄の「美しい村」を訪ねて

軽井沢旅行記その3です。2日目(月曜)は10時ごろまで宿でのんびりして、まずは小諸市内の高浜虚子記念館へ。愛媛県松山に生まれ、正岡子規に兄事し俳句を学んだ虚子は、その後東京、鎌倉と移住し、第二次大戦中に戦火を逃れて小諸を訪れます。晩年の約4年間にわたり、小諸の風月を織り込んだ俳句の世界に浸ってきました。高浜虚子記念館入り口。虹立ちて忽ち君の在る如し虹消えて忽ち君の無き如し(高浜虚子)高浜虚子記念館を一...
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千曲川旅情 〜島崎藤村の旅〜

小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ緑なす繁蔞(はこべ)は萌えず若草も藉くによしなししろがねの衾(ふすま)の岡邊日に溶けて淡雪流るあたゝかき光はあれど野に滿つる香も知らず淺くのみ春は霞みて麥の色わづかに靑し旅人の群はいくつか畠中の道を急ぎぬ暮れ行けば淺間も見えず歌哀し佐久の草笛千曲川いざよふ波の岸近き宿にのぼりつ濁り酒濁れる飲みて草枕しばし慰む (島崎藤村「千曲川旅情の歌」より)だいぶ間があいて...
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Calendar Girl

If I am lost for a day; try to find meBut if I don't come back, then I won't look behind meAll of the things that I thought were so easyJust got harder and harder each dayDecember is darkest and June is the light but this empty bedroom won't make anything rightWhile out on the landing a friend I forgot to send homeWho waits up for me all through the nightCalendar Girl who's in love with the world ...
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直島の銭湯「愛♡湯」

直島では自転車を借りてスイスイ楽々移動……のはずだったんですが、まぁ島なんで非常に坂道が多いわけです。なので電動自転車にしとけばいいのに、変に見栄をはって「普通の自転車で大丈夫です!」なんて言っちゃったもんだから出発から5分後にはひぃひぃ言いながら自転車を押して坂道を登っていた次第でして。優雅とはほど遠い、汗まみれの観光だったのです(笑)で、汗をかいたら流しましょってことで行ったのがこちら。有名な直...
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Wintergatan(音楽のお話)

今回は音楽ネタ。スウェーデンのインストバンド、Wintergatan(ウィンターガタン)です。オルゴールや鉄琴、鍵盤ハーモニカなど懐かしい音色を織り交ぜた音楽性もさることながら、演奏スタイルやPVも実に手が込んでておもしろいのです。ある意味アートだなぁと思いまして。まずはこちら、「Starmachine2000」という曲のPVをご覧アレ。もう、楽しくて目が離せないでしょ!この自由さ、そしてDIYな感じ。なんせオルゴールもお手製み...
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映画「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」

クラーク・コレクションやプライス・コレクション、ファインバーグ・コレクションなどなどアメリカの資産家の絵画コレクションが次々に来日して話題になっています。そんななか、数年前に50州の美術館に50点ずつ、計2500点もの現代アートを寄贈したコレクター夫妻がおりまして……どんだけお金持ちなんですか!と思いきや、彼らが住んでいたのはNYの1LDKのアパート。そんな前代未聞の不思議な夫妻の物語「ハーブ&ドロシー ふたりか...
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映画「モネ・ゲーム」

印象派の巨匠、クロード・モネ。彼の代表作「積みわら」をめぐる映画「モネ・ゲーム」をさっそく見てまいりました。主演はコリン・ファースとキャメロン・ディアス。「積みわら」の連作にはナチスの手に渡り所在不明になった作品があり、その1枚を使った贋作詐欺を企てる! というもので、美術ファンにとってはニヤリとさせられる内容なわけです。ちょっとお下品なドタバタコメディなわけでして、となるとキャメロンが完璧にはまり...
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ジョージ・イネス「ブルー・ナイアガラ」

なだれ落ちる瀑布のような、怒濤の一週間でした。とりあえず土曜は休めるので、ゆっくり静養につとめたいと思います。 Blue Niagara(1884) George Innesこちらはジョージ・イネス「ブルー・ナイアガラ」。言わずと知れた名瀑、ナイアガラの滝を描いた作品です。大地がそのまま陥没したかのような形状。水は轟音をたてて流れ落ち、水煙は虹となり、そのうえを鳥が羽ばたいていきます。世界の涯があるとしたら、きっとこんな感じ...
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奥村土牛記念美術館に行ってきました

友人のご家族が長野に別荘を持っており、土日をつかって遊びに行ってまいりました。別荘といってもロッジみたいな建物ではなくて、いかにも古民家といった風情の建物。「田舎に泊まろう」的なノリでした。佐久という場所で、近くには奥村土牛記念美術館があるのです。奥村土牛(とぎゅう)は山種美術館所蔵の「醍醐」や「鳴門」で知られる日本画家。第二次世界大戦中から戦後にかけての4年間、土牛は佐久に疎開していたことがあり...
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映画「ミッドナイト・イン・パリ」

実は今日はお休みをいただきまして。東京都美術館と国立西洋美術館が月曜なのに臨時開館ということで、ここを逃したら次はない! とばかりにフェルメールをはしごしてきました。どちらも2度目なので、駆け足でまわりつつ見たい作品だけじっくりと。そのために休んだようなものなので、大満足でございました♪そんでそのあと、有楽町に移動して映画館へ。コッポラ監督の「ヴァージニア」とウディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン...
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映画「夜のとばりの物語」

久々の映画館。ジブリ配給のフランス映画、「夜のとばりの物語」を観てきました。アートとしてもかなり優れた作品だと感じたので、今回ご紹介したいと思います。「夜のとばりの物語」は、美しい色彩の影絵で紡がれる愛をテーマにした6つの物語です。狼になったまま戻れなくなった王子と、彼を慕う女性を描いた「狼男」。迷い込んだ死の国で、命をかけた謎掛けに挑む「ティジャンと瓜ふたつ姫」。神への生贄として捧げられた女性を...
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「地上最大の手塚治虫」展を見てきました♪

今日は京王線・芦花公園駅からてくてく歩いて世田谷文学館へ。「地上最大の手塚治虫」展を見てきました。鉄腕アトムの名エピソード「地上最大のロボット」にちなんだタイトルですね。これは期待が高まる高まる♪いつぞやの江戸東京博物館での企画に比べると規模はやや小さいながら、手塚治虫の戦争体験や未完作品、スター・システムなどに焦点を当てたマニア大喜びの良企画でした。特に人気キャラクターが作品の枠をこえて活躍する...
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DIC川村記念美術館に行ってきました♪

絶好のお出かけ日和。初夏凛々。ということで、ちょっと遠出してDIC川村記念美術館まで行ってきました。場所は千葉県佐倉市、うちから電車で約1時間。駅から無料バスで30分ほどかけて、田園地帯を抜けた先に……ありました。見渡す限りの緑、すごいロケーション。この時期に来てよかった!館内はちょっとつくりが変わってて、常設展示を見てからでないと企画展示にたどりつけないみたい。常設はルノワール、ボナール、マティス、ピカ...
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「宮沢賢治展」に行ってきました

ヒドリノトキハナミダヲナガシサムサノナツハオロオロアルキミンナニデクノボートヨバレホメラレモセズクニモサレズサウイフモノニワタシハナリタイ(宮沢賢治「雨ニモマケズ」より)昨日は久々に横浜へ。そごう美術館の宮沢賢治展を見てきました。「宮沢賢治・詩と絵の宇宙 雨ニモマケズの心」。賢治が描いた水彩画や自筆のメモ、関連資料のほか、高村光太郎の書や棟方志功の版画、さらに絵本などの挿絵原画約250点と見応えたっ...
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郷さくら美術館 東京に行ってきました

昨日おそくまで飲んでたせいで、今日は気がついたら昼すぎに。あわてて中目黒の「郷さくら美術館 東京」に行ってきました。先月末にオープンしたばかりの、できたてほやほやの美術館です。中目黒駅から徒歩5分くらい、目黒川の別所橋をわたってすぐのところ。さすがに今日は駅も川沿いも花見客で大混雑だったんですが、一歩道をはずれれば、不思議なほどの静けさ。美術館内も人はまばらで、のんびり鑑賞できました。桜をあしらった...
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サントリーホール

今日は会社の同僚と、サントリーホールまでオーケストラを聴きに行ってきました。いやぁ、きれいなところですね。普段着のおっさん2人、非常に浮いてました(笑)ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団というオーケストラのニューイヤーコンサートだったんですが、クラシックはてんで素人なぼくでも、かなり楽しめました。「皇帝円舞曲」「美しく青きドナウ」など知ってる曲もやってくれたし、即興で山手線の音楽を演奏したり、変...
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白鳥の湖

今日はレニングラードの「白鳥の湖」を見てきました。約1年ぶりのバレエ鑑賞。去年も同じのを見ていて、すごいよかったので楽しみにしてたわけですが。。。引っ越しの荷物を片付けたり足りない家具類を探し歩いたりでバタバタしてて、気づいたら開演30分前。あわてて汚い格好で電車に乗って、降りる駅を間違えて全力ダッシュ。ギリギリセーフで間に合いました。ちょっとでも遅れると中に入れなくなるから、もうドッキドキです(笑)...
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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。いつもひいきにしてくださっている皆様、今年もお越しいただきありがとうございます。偶然このブログにたどり着いた方々も、今後ともよろしくお願いいたします。2012年の読書初めは、宮本輝の「ここに地終わり 海始まる」にしました。素敵なタイトルですよね。ヨーロッパの最西端、ポルトガルのロカ岬の碑文からとったそうです。結核で6歳の時から18年の療養生活を送っていた女性が、あらたな人...
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年末のごあいさつ

無事、年末年始のお休みを確保できました。12月30日から1月2日まで、ちょっと短いけどのんびりします。といっても家で仕事しないといけないんですけどね。結局11月、12月は徹夜徹夜の毎日で、12月にいたっては、2日に一度は会社に泊まり込みで一睡もできないという状況でした。40時間ぶっ通しで働いて、家に帰って6時間寝てまた出社、みたいな。今つくってる書籍の締め切りが1月半ばくらいなので、それまでこんな生活が続きそうな...
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追記

ちゃんと書ききれなかったので、追記にて。世界一幸せだったという気持ちは今も変わりません。感謝の気持ちも変わりません。この先自分がどんな人生をたどるとしても、やっぱり今の気持ちは変えようがないと思います。万葉集に、「紫は灰さすものそ~」という歌があります。紫の染料は、灰を加えることで美しくなるのだとか。古来、紫はもっとも高貴な色とされていました。炎はやがて灰になるけれど、そこで終わりではなく、もっと...
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ごめんなさい

なんだか疲れてしまって、バカな書き込みをしてしまいました。悲しんでいる顔が、ふとあたまに浮かびました。あのあと過去の記事やつぶやきや、メールの文面を振り返っていたらぼくはずっと、ひどいことをしていたんだなぁと思って。苦しい苦しいと言いながら、ぼくはずっと好きな人を苦しめていたんだなぁと。来世で出会うことはできないから、ぼくはこの姿で生まれてはこれないから、だから今生の糸にすがりついてしまった。ずい...
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help me......
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お知らせ

ちょっと考えるところがあり、お休みをいただこうと思います。頭のなかがぐるぐるしていて、何を書いたらいいのか分からないような状態で。しっかりしなきゃと思いつつ、そういう状況なので充電期間、ということでご容赦ください。たぶん1、2週間でもとに戻ると思います。いつもごひいきにしてくださる方々には、たいへん申し訳なく思います。すえ...
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フレンチ・ウィンドウ展に行ってきました

遅ればせながら、森美術館の「フレンチ・ウィンドウ展」に行ってまいりました。フランスの「マルセル・デュシャン賞」の10周年を記念した企画で、同賞のグランプリ受賞作家と一部の最終選考作家、さらにデュシャン本人の作品が集結。写真から映像、インスタレーションまで、フランス現代アートを凝縮した展示でした。ブログでもtwitterでもよく書いてることなんですがぼく、現代アートに関しては無知もいいとこで、「面白いけどよ...
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三井記念美術館『館蔵品展』

しばらく「写楽展」の感想が続きましたが、実は「写楽展」の前にこちらにも立ち寄っていました。三井記念美術館の「館蔵品展」です。もともとはホノルル美術館所蔵「北斎展」が予定されていたんですが、震災の影響で館蔵品展に切り替わったとのこと。こればっかりは仕方ないですね。急な予定変更にもかかわらず、展示作品はさすがの一言。長次郎、道入、一入、宗入と樂家代々の楽焼茶碗、重要文化財の「日月松鶴図屏風」のほか、特...
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