Spirit Fest (最近よく聞く音楽3)
まずは2曲お聞きあそばせ。1曲目はドイツのバンド、Notwistの「Consequence」。2曲目は日本のポップユニット、テニスコーツの「バイババビンバ」。ドイツと日本、この2組が合体するとこうなります。ということで、Spirit Festです。Notwistの中心人物であるマーカス・アーチャーが2005年に来日した際、タワレコで視聴したコンピレーションアルバムにテニスコーツの楽曲が収録されていたそうで以来、彼はテニスコーツの大ファンにな...
ズーカラデル(最近よく聞く音楽2)
音楽ネタ、第2回です。まずはこちらを。ズーカラデルというバンドのボーカルによる、弾き語りライブです。曲名は「春風」。ビートルズ的なアコギのイントロ、風貌からは想像つかないような、優し気な歌声。力強いんだけど、壊れやすそうな。一言一言をかみしめるように、いとおしむように歌っていてそれが会場の雰囲気とも絶妙にマッチしていて。時折聞こえてくる、赤ん坊の泣き声もなぜか心地よく感じられるのです。歌詞もいいん...
ミドリカワ書房(最近よく聞く音楽1)
たまには音楽の話でも。最近お気に入りのミュージシャンを3、4回くらいに分けてご紹介したいと思います。※忙しくて美術館行ってないからネタがないのです。。ってことで第一回はミドリカワ書房。最近の人ってわけでもないのですが、ちょっと前にたまたま「恍惚の人」という曲を知って、どはまりしてしまいまして。タイトルはたぶん、有吉佐和子の小説からでしょうね。おじいさんの何気ない日常のワンシーン、と思いきや曲が進ん...
コロナ感染記 その11 (おうちへ帰ろう)
2月14日(日) 晴天。晴天!!!ずっと天気と関係のない生活をしてたので、お空が晴れてるだけで幸せな気持ちになりました。気分はこんな(こちらは雨のシーンだけど)。ということで、8泊9日のホテル療養がようやく終了しました。せっかくなので朝ごはんはしっかり食べて(ここ数日遠慮してました)、帰り支度を整えたりなんだりして10時半に解放。ホテルの正面入り口に事務の方が数名立っていらっしゃって、最後お見送りして...
コロナ感染記 その10 (退所日が決まりました♪)
2月13日(土)ホテル療養8日目(感染10日目)いちおう経過良好ということで、明日にはようやく退所できることになりました。途中どうなるかとドキドキしましたが、結果としては1日延びただけで済んでほんと良かった。やっとおうちに帰れるよ~~(*´з`)ただ、咳は相変わらずひどいので電車に乗るのがちょっと心配だったりしてます。この時期にスーツケース持って咳き込んでる人が電車乗ってたら、そりゃ誰だって嫌だもんね。。咳さ...
コロナ感染記 その9 (数値は安定)
2月11日(木)ホテル療養6日目(感染8日目)昨日一日寝て過ごしたおかげか、体温、酸素飽和度、脈拍いずれも安定してきました(昨日は3つとも微妙だった)。この3つは7時と16時の1日2回計測することになってるんですが、回数を1日4回に増やしてその都度看護師さんからの連絡が入るようになりまして至れりつくせり、とか言うと怒られてしまいそうですが親身に対応していただいてほんとに助かってます。あと、ホテル暮らしに体が適応...
コロナ感染記 その8 (熱があがった)
2月9日、朝4時。眠れないので更新。昨晩から咳が重たくなり、さっき熱をはかったら38度。まずいなぁ。ひどい寝汗と胸の痛みで目が覚める感じでした。退所が先伸ばしになっちゃうかもなぁ、これ。今日は一日寝て過ごして、しっかり静養しようと思います。...
コロナ感染記 その7 (ストレスのこと)
2月8日(月)ホテル療養3日目(感染5日目)平熱と微熱のあいだを行ったり来たり。症状はだいぶ改善されてるような気がするものの、ちょっと問題出てきまして。全然眠れないんですよねぇ。。昨晩はなかなか寝付けず、ウトウトしては変な夢見て起きる、というのを繰り返してました。意外と繊細な自分に気づかされた今日このごろです。いちおう、看護師さんに相談すれば睡眠薬をもらえるとのこと。なるべく薬には頼りたくないけど、選...
コロナ感染記 その6 (ホテル療養の朝食・昼食)
2月7日(日)ホテル療養2日目(感染4日目)昨晩は早めに寝ようと思ったものの、下痢がおさまらず(汚くてすみません)ベッドとトイレを往復しながら疲れて就寝。ちょっと心配ではありましたが、翌朝は快調で熱も36度まで下がってました。咳もだいぶ収まってきた気がします。おなかの調子悪かったのは、環境変わったストレスのせいかもですね。7時に館内放送で検温などのアナウンスがあり、症状と合わせてアプリに登録。顔洗ったり...
コロナ感染記 その5 (滞在部屋、食事のことなど)
前回の続きです。2月6日(土)部屋のことこれから1週間ほど滞在するのは、ビジネスホテルのシングルルーム。出張とかで一晩泊まる分にはいいけれど、1週間……となると少ししんどいものはあります。部屋から出ちゃいけないし、窓も開けちゃいけない。まぁオールドボーイの10年やら15年やらに比べればはるかにましです。韓国版、ハリウッド版、原作の漫画もどれも面白いのでお勧め。自粛生活に疲れたときは是非に。餃子が食べたくなる...
コロナ感染記 その4(いざ、ホテル療養へ)
2月6日(土)ホテル療養で必要なもの体温は36.5度。たくさん寝たおかげか、だいぶ下がってきた!10時ごろに保健所から連絡があり、移動先のホテルが決まったとのこと。午後に車で迎えにくるので、荷造りを済ませておくように、と。また、昼前にドライバーさんから電話がくるので、とのことでした。段取り完璧ですね。段取りできてないのは自分だけ。…で、慌てて荷造りを始めたわけです。ネットの情報なども参考にしつつ、以下が準...
コロナ感染記 その3(自宅待機、仕事のことなど)
2月5日(金)熱は37度。少し喉がイガイガするくらいで、あとは軽く咳。体調はさほど問題ないので、在宅で仕事。9時過ぎくらいに保健所から連絡が来て、昨晩と当日朝の体温や体調について聞かれる。なんとなく、こういう連絡が来るだけでもありがたく感じます。健康なときはさほど感じなかったけど、ほかの人の声を聴くのって大事ね。上司と親からも立て続けに電話があり、申し訳ない気分に。体調悪いのに仕事させるのは…と上司が心...
コロナ感染記 その2(診療、陽性反応、保健所とのやり取りなど)
今日もいちおう元気です。まずは昨日の、陽性反応に至るまでの流れをあらためて。2月3日(水)日中、微妙に咳が出始めるがそれ以外は特に違和感なし。帰宅後、熱を測ると37.度後半。早々に布団に入るが寒気でなかなか寝付けず、かと思えばひどい寝汗で目覚める、といった感じであらためて熱を測ると38度。2月4日(木) 発熱相談センターに連絡朝方、体温は37度まで下がっていたが念のため会社には休む旨伝え、東京都発熱相談センタ...
コロナ感染記 その1
例によってご無沙汰しております。突然ですが、タイトルのとおり新型コロナウイルスに感染してしまいました。昨日から発熱・咳の症状が出まして(倦怠感はデフォルトなのでノーカウント)、今朝は37度くらいまで下がったのですが念のため病院で診てもらったところ、抗原検査で陽性反応、といった流れです。今のところ味覚や嗅覚に異常はなく、メンタルも鋼に近いのでいたって平静ではあります。あさってから宿泊施設療養に切り替わ...
川端康成「掌の小説」
ここ最近、1日に30分くらいずつ、声に出して本を読むようにしています、黙読のときも朗読みたいに頭のなかで読み上げるクセがあるんだけど実際に声に出してみると、そこで気づかされることもいろいろあって。読書って奥が深いなぁとあらためて思ってます。で、今日読み終えたのがこちら。川端康成の「掌の小説」。再読です。計111編、それぞれ5ページにも満たないような、それだけに無駄を削ぎ落して研ぎすまされた珠玉の短編集。...

北陸新幹線、フェルメールのことなど
昨日から長野―金沢区間が開業した北陸新幹線。これで東京から金沢まで最速2時間28分、大阪や京都あたりへ行くのと同じ感覚で行けるようになります。朝起きてふっと思い立って、気がついたら午後には金沢なんていう荒技もできるわけですね。となると、何がうれしいかって……金沢21世紀美術館に行けるじゃありませんか!!タレルの部屋が見れるじゃありませんか!!というわけで夏くらいに行けたらいいなぁと思っている次第であります...

映画「大いなる沈黙へ」
映画「大いなる沈黙へ」を見てきました。フランスで最も厳格であるという、アルプス山脈のグランド・シャルトルーズ修道院の生活に迫ったドキュメンタリー。そこに描かれていたのは、ただただ美しい光と静けさでした。監督のフィリップ・グレーニングが修道院に撮影を申し込んだのは1984年。許可が下りたのはそれから16年後、しかもBGMやナレーションをつけず、撮影にあたっては照明を使わず、監督一人で撮影しなければならないと...

堀辰雄の「美しい村」を訪ねて
軽井沢旅行記その3です。2日目(月曜)は10時ごろまで宿でのんびりして、まずは小諸市内の高浜虚子記念館へ。愛媛県松山に生まれ、正岡子規に兄事し俳句を学んだ虚子は、その後東京、鎌倉と移住し、第二次大戦中に戦火を逃れて小諸を訪れます。晩年の約4年間にわたり、小諸の風月を織り込んだ俳句の世界に浸ってきました。高浜虚子記念館入り口。虹立ちて忽ち君の在る如し虹消えて忽ち君の無き如し(高浜虚子)高浜虚子記念館を一...

千曲川旅情 〜島崎藤村の旅〜
小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ緑なす繁蔞(はこべ)は萌えず若草も藉くによしなししろがねの衾(ふすま)の岡邊日に溶けて淡雪流るあたゝかき光はあれど野に滿つる香も知らず淺くのみ春は霞みて麥の色わづかに靑し旅人の群はいくつか畠中の道を急ぎぬ暮れ行けば淺間も見えず歌哀し佐久の草笛千曲川いざよふ波の岸近き宿にのぼりつ濁り酒濁れる飲みて草枕しばし慰む (島崎藤村「千曲川旅情の歌」より)だいぶ間があいて...
Calendar Girl
If I am lost for a day; try to find meBut if I don't come back, then I won't look behind meAll of the things that I thought were so easyJust got harder and harder each dayDecember is darkest and June is the light but this empty bedroom won't make anything rightWhile out on the landing a friend I forgot to send homeWho waits up for me all through the nightCalendar Girl who's in love with the world ...

直島の銭湯「愛♡湯」
直島では自転車を借りてスイスイ楽々移動……のはずだったんですが、まぁ島なんで非常に坂道が多いわけです。なので電動自転車にしとけばいいのに、変に見栄をはって「普通の自転車で大丈夫です!」なんて言っちゃったもんだから出発から5分後にはひぃひぃ言いながら自転車を押して坂道を登っていた次第でして。優雅とはほど遠い、汗まみれの観光だったのです(笑)で、汗をかいたら流しましょってことで行ったのがこちら。有名な直...
Wintergatan(音楽のお話)
今回は音楽ネタ。スウェーデンのインストバンド、Wintergatan(ウィンターガタン)です。オルゴールや鉄琴、鍵盤ハーモニカなど懐かしい音色を織り交ぜた音楽性もさることながら、演奏スタイルやPVも実に手が込んでておもしろいのです。ある意味アートだなぁと思いまして。まずはこちら、「Starmachine2000」という曲のPVをご覧アレ。もう、楽しくて目が離せないでしょ!この自由さ、そしてDIYな感じ。なんせオルゴールもお手製み...

映画「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」
クラーク・コレクションやプライス・コレクション、ファインバーグ・コレクションなどなどアメリカの資産家の絵画コレクションが次々に来日して話題になっています。そんななか、数年前に50州の美術館に50点ずつ、計2500点もの現代アートを寄贈したコレクター夫妻がおりまして……どんだけお金持ちなんですか!と思いきや、彼らが住んでいたのはNYの1LDKのアパート。そんな前代未聞の不思議な夫妻の物語「ハーブ&ドロシー ふたりか...

映画「モネ・ゲーム」
印象派の巨匠、クロード・モネ。彼の代表作「積みわら」をめぐる映画「モネ・ゲーム」をさっそく見てまいりました。主演はコリン・ファースとキャメロン・ディアス。「積みわら」の連作にはナチスの手に渡り所在不明になった作品があり、その1枚を使った贋作詐欺を企てる! というもので、美術ファンにとってはニヤリとさせられる内容なわけです。ちょっとお下品なドタバタコメディなわけでして、となるとキャメロンが完璧にはまり...

ジョージ・イネス「ブルー・ナイアガラ」
なだれ落ちる瀑布のような、怒濤の一週間でした。とりあえず土曜は休めるので、ゆっくり静養につとめたいと思います。 Blue Niagara(1884) George Innesこちらはジョージ・イネス「ブルー・ナイアガラ」。言わずと知れた名瀑、ナイアガラの滝を描いた作品です。大地がそのまま陥没したかのような形状。水は轟音をたてて流れ落ち、水煙は虹となり、そのうえを鳥が羽ばたいていきます。世界の涯があるとしたら、きっとこんな感じ...

奥村土牛記念美術館に行ってきました
友人のご家族が長野に別荘を持っており、土日をつかって遊びに行ってまいりました。別荘といってもロッジみたいな建物ではなくて、いかにも古民家といった風情の建物。「田舎に泊まろう」的なノリでした。佐久という場所で、近くには奥村土牛記念美術館があるのです。奥村土牛(とぎゅう)は山種美術館所蔵の「醍醐」や「鳴門」で知られる日本画家。第二次世界大戦中から戦後にかけての4年間、土牛は佐久に疎開していたことがあり...
このカテゴリーに該当する記事はありません。