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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

クールベ「ハンモック」

The Hammock(1844)Gustave Courbetゴールデンウィーク中はなんだかんだでわりと仕事をしてまして、今日はその代わりというわけでもないけどお休みをいただいています。在宅勤務に切り替わってはや1か月がたち、自粛生活もそれなりに板についてきたような気がしなくもない。もともとがインドア派でボッチ適正高いので、さほどストレスを感じることもなく、最低限人様に迷惑かけないように意識しながら過ごしております。そんな省...
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クールベ「パラバスの海岸」(伊豆・下田旅行記)

砂浜の巌のうえに立ち、海に向かって手をふる男。ギュスターヴ・クールベ「パラバスの海岸」。水平線の向こうに、何を見ているんでしょうか。 The Beach at Palavas(1854) Gustave Courbetということで、海を見てきました。伊豆・下田まで、会社の同僚たちと温泉旅行に行ってきまして。着いてみたら暴風雨でいきなり傘が破壊されるというハプニングがあり、海鮮丼をかき込んでそのままタクシーでホテルへ直行。温泉に浸かって...
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クールベ「波」

海というと、この作品を思い浮かべます。ギュスターヴ・クールベ「波」。間断なく変化する空と海の表情をとらえた、緊迫感に満ちた一枚。崩れ落ちた波頭は岩にぶつかり白い泡となり、暗雲と呼応するように広がっていきます。Waves(c.1870)Gustave Courbet前回もちらっと触れましたが、新年最初の読書は宮本輝の「ここに地終わり 海始まる」でした。18年にもわたる結核の療養生活を経てようやく普通の生活を手にした主人公の志穂...
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クールベ「こんにちわ、クールベさん」

たくさんの荷物を背負った、長い旅。ときには立ち止まることも必要です。「こんにちわ、クールベさん」。この絵のもうひとつのタイトルは、「出会い」です。Bonjour, Monsieur Courbet(1854)Gustave Courbet少し止まると書いて、「歩く」という。今日教えてもらった、すてきな言葉です。ときには立ち止まり、ときには迷い、ときには振り返り……そうしてぼくらは、歩いていきます。その先に信じられる出会いがあるのなら、それはき...
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