
ヴァン・ダイク「悔悛のマグダラのマリア」
Bunkamuraの「ルーベンス展」では、ルーベンスの工房で腕を振るった画家たちの作品も展示されています。その筆頭は、やはりヴァン・ダイクでしょう。工房のもっとも有能な助手として活躍し、その後イギリスにわたって宮廷画家となった肖像画の巨匠。彼の作品こそ「ルーベンス展」後半のハイライトであると思います。 St. Mary Magdalene Repentant(c.1618-20) Anthony Van Dyckヴァン・ダイク「悔悛のマグダラのマリア」。復活...

ヴァン・ダイク「マリア・デ・タシスの肖像」(リヒテンシュタイン展より)
国立新美術館の「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」、これまで5回にわたってご紹介してきましたが、最後は肖像画の名手にご登場いただきましょう。アンソニー・ヴァン・ダイク「マリア・デ・タシスの肖像」。豪奢な衣装をまとった19歳くらいの女性を描いたものです。 Portrait of Maria de Tassis(1629-30] Anthonis van Dyckどこか中性的にも感じられるのは若さゆえでしょうか。この時代の19歳は若くはないかな……?...
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