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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

長澤蘆雪「降雪狗児図」

散り落ちる桜……ではなくて、雪とワンコ。かわゆいですなぁ。長澤蘆雪の「降雪狗児図」という作品です。Snow and Puppies(Edo period)Nagasawa Rosetsu縄文時代の昔から、人間とともに歩んできたワンコは画家にとっても格好のモデルでありました。ということで松濤美術館の「いぬ・犬・イヌ」という展覧会では、こんな愛らしいワンコ画を思う存分堪能できます。昨年の「ねこ・猫・ネコ」も楽しかったけど、今回もすばらしい!目尻...
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長澤蘆雪「一笑図」

ちょいと休憩、ひとやすみ。蘆雪のワンコでも見てほんわかしましょう。「竹」に「犬」で「笑」ということで、長澤蘆雪の「一笑図」という作品であります。それにつけても、このゆるさといったら(笑)約1ヶ月ぶりのお休みということで、今日はのんびりごろごろ、目が覚めたら夜でした(笑)先週はほぼ毎日会社に泊まりで、金曜夜はやっと休める! という嬉しさでこれまた朝方まで飲みにいってしまいまして。。そんなこんなでブログ...
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長澤蘆雪「白象黒牛図屏風」(プライスコレクション展より)

どどんと大きな白象と黒牛。ちょっとやり過ぎなくらいの造型ですが、よーく見ると思わずニンマリさせられてしまいます。長澤蘆雪「白象黒牛図屏風」。今回のプライスコレクション展で、この作品をベストに挙げる人も多いんじゃないでしょうか。  White Elephant and Black Bull(18th century)Nagasawa Rosetsu白象のうえには2羽の黒いカラスが羽を休め、黒牛のおなかのところでは、まぁ何とも愛らしいワンコが!カラスはちょっ...
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長澤蘆雪「狗児扇面」

あーこらこらじっとしてなさいこらこらこら動くんじゃないよ動いたら描けないだろうに……あーしかし何と愛らしい仔犬であろう人懐こいし毛並みもいいさてはどこかから逃げてきおったな?なんという悪い子じゃ!いたずらそうな顔をしよってからに……「蘆雪ー蘆雪ーどこじゃー」いかんお師匠様じゃこらお前吠えるでないぞじっとしとるんじゃぞ見つかったら横取りされるでなあの人はわし以上の犬好きいやむしろ犬狂いじゃでな鶏狂いの伊...
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長沢蘆雪「四睡図」(かわいい江戸絵画より)

猛獣のはずの虎が、目を細めて老人に体を預けています。まるで猫のように安心しきった表情。長澤蘆雪「四睡図」、これもまた愛らしい一枚です。 The Four Sleepers Nagasawa Rosetsu「四睡図」に描かれている老人は中国唐代の僧、豊干禅師。虎の背に乗って民衆を驚かせていた人物だそうで、彼の弟子が日本画でもおなじみの寒山と拾得なんですね。この3人+1頭が、身を寄せ合ってすやすや眠っているわけです。虎は甘えてほっぺた...
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長沢芦雪「虎図襖」

まるで漫画のような愛らしい虎!表情もさることながら、大きな前足やくるっと先端の丸まった尻尾など、なんともしなやかでのびのびした造型に目を奪われます。長沢蘆雪「虎図襖」、じつに型破りな作品です。数年前の対決展では、お師匠の円山応挙の作品とともに展示されてましたね。 Tiger(1786) Nagasawa Rosetsuさてさて、虎といえば……ちょっと気になっている映画がありまして。2013年公開予定の「Life of Pi」という作品。...
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