足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ユトリロとヴァラドン 母と子の物語

スュザンヌ・ヴァラドンとモーリス・ユトリロ。フランス美術史に名を残す母子の展覧会が、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開かれています。20世紀初めのモンマルトルの街並を描いたユトリロに関しては、美術ファンならよく知った名前だと思います。ですがヴァラドンとなるとどうでしょう。どちらかといえばルノワールやロートレックのモデルを務めた女性としてのほうが有名かもしれません。そしてパリに多くの浮き名を...
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ユトリロ「青い花瓶の花束」

日本橋高島屋のユトリロ展、風景画にまじってこんな静物画も展示されていました。「青い花瓶の花束」という作品です。Bouquet de fleurs dans un vase bleu(1936)Maurice Utrilloユトリロは1920年、37歳ごろから花の静物画を描くようになります。後にユトリロの妻となるリュシー・ヴァロール夫人に贈ったのがその最初で、1935年、夫に先立たれたリュシーと結婚してからはたびたび花の絵を描いてはリュシーに捧げたのだとか。「青...
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ユトリロ「パリのサン=セヴラン教会」

ああ、ひなびた一画があり、自由気ままな生活の習慣が残っているあのモンマルトル!他とは異なる、自主独立の雰囲気のあるパリのあの地区には、何と記すべき話が多いことだろう!……もし思いが叶うなら、……石灰塗りの家々の並んだ道の絵か、何かを描きたい。(モーリス・ユトリロ)Eglise Saint-Séverin à Paris(1910-12)Maurice Utrillo前回はユトリロの色彩寄りの話をしましたので、今回は「白の時代」のお話を(順番が逆ですが...
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ユトリロ「モンマルトルのキャバレー、ラパン・アジル」

Cabaret du Lapin Agile à Montmartre(1916-18)Maurice Utrillo今日は日本橋高島屋の「ユトリロ展」に行ってきました。こちらはチラシのメインビジュアルにも使われている「モンマルトルのキャバレー、ラパン・アジル」という作品です。制作年は1916年から18年のあいだ。いわゆる「白の時代」から「色彩の時代」へと移行する期間にあたり、漆喰で塗固めた白い壁と褐色の世界に赤や緑の鮮やかな色彩が見て取れます。酒におぼれ、...
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