
エミール・クラウス「タチアオイ」
6月から7月ごろに咲く花に、タチアオイというものがあります。はじめてこの花を見たとき、「きれい」ではなく「異様」だと感じました。高さ2mもの茎を取り巻くように、たくさんの花をつける姿が妙にいかめしくて。きれいな花なのに圧迫感がものすごくて。その後、葵(アオイ)を「逢ふ日」と掛けて和歌に詠まれることが多かったことを知り、少しずつ印象が変わっていったわけですが……。Althaeas(1895)Emile Claus東京ステーショ...

エミール・クラウス「昼休み」
3年前、Bunkamuraで開催された「フランダースの光」。ベルギー近代美術の魅力を紹介するというもので、この展覧会で一目惚れした画家がエミール・クラウスでした。日本ではあまりなじみのない名前ゆえ、次に見られるのはいつごろか……と思っていたんですがうれしいことに彼の作品がいま、まとめて来日しているのです。東京ステーションギャラリーの「エミール・クラウスとベルギーの印象派」という展覧会。クラウスを中心に据えた展...

エミール・クラウス「刈草干し」
今日は渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムの「フランダースの光 ~ベルギーの美しき村を描いて~」を見てきました。特に有名画家の作品があるわけでもないので、なんとなく足を運んでみたのですが……。これ、すごく良かったです。もう1回行きたいくらい。ここの企画展はホントはずれなしというか、毎回カタログを買わされてしまっています(笑)。Haymaker(1896)Emile Claus今回ご紹介するのは、エミール・クラウスの「刈草干し」。...
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