足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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谷文晁「武蔵野水月図」

品よく伸びた芒の穂、可憐に咲く桔梗や女郎花。武蔵野をいろどる秋草の向こうには穏やかな流水が広がり、その川面にはうっすらと月の影が落ちています。谷文晁「武蔵野水月図」。これもまた、画家の多才さを窺い知ることができる作品です。Moon on the Creek of MusashinoTani Buncho琳派の雰囲気を漂わせたこの「武蔵野水月図」ですが、たらし込みのような技法は用いられず、あくまでも色彩と構図の妙で琳派風を装っています。谷...
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谷文晁「富士山図屏風」

富士山を多く描いた画家といえばやはり葛飾北斎が思い浮かびますが、同時期の画家にもうひとり、富士山で有名な人がいます。名前は谷文晁。北斎より3年あとに生を受けた、江戸南画(文人画)を代表する人物です。Mt. Fuji(1835)Tani Bunchoこちらは谷文晁「富士山図屏風」。白雲をまとった霊峰の姿は凛として、荘厳そのもの。向かって右側の稜線には群青が用いられ、モノクロームの仙境に清澄な趣を加えています。富士の山容も実...
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谷文晁「秋夜名月図」(ファインバーグ・コレクション)

文化14年の仲秋の良夜、隅田川に遊んだ時、清か(さやか)な月の光が昼日中のようであり、目にした景観はまさしくこのようであった。                  (谷文晁)Grasses and MoonTani Buncho仲秋の名月と天に伸びる葦を墨一色で描いた、谷文晁「秋夜名月図」。冒頭の文章のような内容が右上に描かれており、よほど改心の作だったのでしょう、どどんと落款が……でかすぎる(笑)だって満月よりも大きくて、ここ...
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