足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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竹内栖鳳「海幸」

私は、鯛の刺身が大好きだ。鯛の腹のあたりの、すこし脂が乗っているところを、あまり厚くない刺身にして、ワサビも何もなしに、生醤油だけで食べる。これに、すこし濃目の煎茶へ塩をひとつまみ落したのを吸物がわりにして、たきたての飯を食べられたら何もいうことはない。(池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」より)Marine Products(1942)Takeuchi Seiho鯛。食べたいですねぇ。画像は竹内栖鳳の「海幸」。これまた何...
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竹内栖鳳「羅馬之図」

3泊4日の京都旅行、行ってまいりました!そもそもの発端は、東近美の「竹内栖鳳展」後期を見れなかったからいっそ本場の京都で見てしまえ! ってことでして。土曜の夜中に現地入りして、日曜朝にさっそく京都市美術館へ。さぁリベンジです!  Historic Spot of Rome(1903)Takeuchi Seihoということで、まずはこちら。東京でも見た作品ですが、竹内栖鳳「羅馬之図」という屏風絵です。異国の廃墟を日本画の技法であらわした一大...
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竹内栖鳳「日稼」

東京国立近代美術館の「竹内栖鳳展」、はじまってすぐに見に行ったにもかかわらず紹介しそびれておりまして。。。気がつけばこの連休で終わってしまうんですよね。もう1回見に行かなくては…。Day Laborer(1917)Takeuchi Seihoということで、竹内栖鳳の「日稼」という作品です。これまで栖鳳が女性を描いた作品といったら現存するのは「絵になる最初」「アレ夕立に」くらいでしたが、長く行方不明になっていた「日稼」が再発見さ...
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竹内栖鳳「清閑」

今日はやたらと眠たい一日でございました。竹内栖鳳「清閑」。「美の競演 京都画壇と神坂雪佳」で見た作品です。清閑とは、俗事にわずらわされず静かなことという意味。最近いろいろ仕事でトラブってまして、静かに平和にぼんやり過ごしたいなぁとつくづく思います。今日も明日もがんばろう。  竹内栖鳳 (ちいさな美術館)(2009/11/20)竹内 栖鳳商品詳細を見る...
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山元春挙、竹内栖鳳、都路華香「世界三景 雪月花」

世田谷美術館の「暮らしと美術と高島屋展」。当初はさほど気にも留めていなかったんですが、この作品が出ていると知ってあわてて行ってきました。 「世界三景 雪月花」。1910年の日英博覧会に出品された巨大なビロード友禅で、山元春挙、竹内栖鳳、都路華香の3名による下絵がもとになっています。それぞれアメリカ、イタリア、日本の風景が描かれており、今回の展覧会では、この下絵が出品されていたわけです。それでは順に見て行...
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竹内栖鳳「艶陽」

今年は巳年、ということで蛇にまつわる一枚を。竹内栖鳳「艶陽」。こんなふうに蛇を愛らしく描けるのは、栖鳳くらいじゃないでしょうかね。先月、姉が入籍したと思ったらその直後に10年来の友人がこれまた入籍しまして、正月休みを利用してそれぞれに結婚祝いを渡してきました。姉夫婦には銀のワインタンブラーを、友人夫婦には天目のぐい呑みを。どちらも相当な酒好きなので、実用性重視にて。ちなみに大酒飲みのことを「うわばみ...
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竹内栖鳳「絵になる最初」(竹内栖鳳展より)

山種美術館の「没後70年 竹内栖鳳 ――京都画壇の画家たち」、とうとう終わってしまいましたね。前期と後期の両方見にいきましたが、次の回顧展はいつだろうと考えるともう1回くらい行っておきたかったなぁと。でもでも、今まで知らなかった栖鳳の一面も見られて非常に得るものの大きい展覧会だったのです。たとえばこれ、「絵になる最初」という作品。栖鳳の人物画を見るのははじめてでした。 Posing for the First Time(1913)...
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竹内栖鳳「百騒一睡」(竹内栖鳳展より)

今日は小雨の降るなか、山種美術館へ。「竹内栖鳳展」の後期展示を見てきました。会期が日曜までということもあって、なかなかの混み具合。相変わらずの盛況ぶりでした。        Sleeping Dog with Puppies Amidst a Flight of Sparrows Chirping(1895) Takeuchi Seihoこちらは竹内栖鳳「百騒一睡」。右隻には洋犬の親子と4羽の雀が描かれており、目を閉じてまどろむ親犬のそばで無邪気に遊ぶ3匹の仔犬がコロコロのモフ...
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竹内栖鳳「象図」(竹内栖鳳展より)

金地の屏風に象の巨体。どことなく哀しげな眼に感じられるのは、野生ではなく飼われて芸をする身だからでしょうか。竹内栖鳳「象図」。山種美術館の回顧展より。        Elephants(1904) Takeuchi Seiho金地に水墨の動物作品といえば栖鳳の場合は獅子や虎が思い浮かびますが、こんな作品も描いていたんですね。これも1900年の渡欧経験の賜物なのでしょう。日本画の系譜とは一線を画す動物描写。と思いきや、左隻の象の...
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竹内栖鳳「春雪」(竹内栖鳳展より)

小舟の舳先で羽を休める、一羽の鴉。漂うように舞い落ちる春の雪に対して、鴉の黒い体躯は寂しさや哀しさなど突き放した、孤高の強さを感じさせます。もうじき80歳になろうかという画家がさらなる高みを目指して描いた一枚。竹内栖鳳「春雪」という作品です。 Spring Snow(1942) Takeuchi Seihoこの作品は京都国立近代美術館の所蔵作品で、山種美術館で開催中の竹内栖鳳の回顧展で展示されていました。「没後70年 竹内栖鳳 —京...
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竹内栖鳳「和暖」(描き継ぐ日本美より)

皇居のなかにある、宮内庁三の丸肖蔵館。会社のすぐ近くで、しかも無料で観覧できるのでお昼のついでに時々ぶらっと立ち寄ったりします。20日からは「描き継ぐ日本美—円山派の伝統と発展」の後期展示がはじまりますね。ということで、ちょっと前に見に行った前期展示より竹内栖鳳の「和暖」という作品(右隻)を。 Young Deer Gathering(1924) Takeuchi Seihoぽかぽかと穏やかな春の情景なのでしょう。寄り添いたわむれる3頭の...
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竹内栖鳳「ベニスの月」

霧につつまれた水の都。なんて幻想的ではかない風景なんでしょう。ターナーの水彩画をセピア色にしたような、孤高の美しさです。竹内栖鳳「ベニスの月」。やっぱりこの人は、日本画壇でも特異な存在だったんだろうなぁ。The Moon in VeniceTakeuchi Seiho(1904)霧に包まれているからこそ、確かな手応えがないからこそ、信じられることもあると思うんだけれど。それは信じるよりほかに方法がないっていうだけなんだろうか。いずれ...
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竹内栖鳳「鴨雛」

夢中でエサをついばんでいたり、おなかを丸出しにしてひなたぼっこをしていたり。竹内栖鳳「鴨雛」。なんとも愛らしい一枚です。Baby Ducks(c.1937)Takeuchi Seihoきれいでも美しいでもなく、ただただ可愛いらしい。おなかをツンツンしたくなりますねぇ。ほっこり……。このとき、竹内栖鳳は73歳。愛らしい命の輝きに、目を細めていたのでしょうか。栖鳳は写生を重んじた画家で、こんな言葉を残しています。日本画は省筆を尚ぶが、...
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竹内栖鳳「大獅子図」

サントリー美術館「鳳凰と獅子」より、獅子といったらこの人でしょう。竹内栖鳳「大獅子図」。大きい獅子の図というか、獅子より大きい図(笑)Large Lion(c.1902)Takeuchi Seiho昨年冬にもニューオータニ美術館で竹内栖鳳の「獅子」を見たんですが、今回の「大獅子図」はさらにリアルですね。リラックスした姿勢なのに威圧感がピリピリ伝わってくるのは、これまさに王者の貫禄。いたずらに吠え立てることはせず、かといって容易...
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竹内栖鳳「獅子」

ド迫力。日本画で、しかも金屏風でこれをやりますか。竹内栖鳳、やっぱりすごいです。上:竹内栖鳳「獅子」(右隻)下:竹内栖鳳「獅子」(左隻)※クリックすると拡大してご覧いただけます。ニューオータニ美術館の「日本画に見る四季の美展」より、竹内栖鳳の「獅子」。四季も何もライオンじゃん、っていう突っ込みはさておいて、いざ実物を前にしたら、思わずその威容に足がすくみます。写実的であるとか、実際にベルギー滞在中...
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竹内栖鳳「班猫」

会社の同僚が最近猫を飼い出したそうで、今日はやたらと猫の話で盛り上がってました。ということで、僕の好きな猫の絵をご紹介。戦前の京都画壇を代表する画家、竹内栖鳳の「班猫」です。広尾の山種美術館に所蔵されており、今年2月から3月にかけての展示「大観と栖鳳 東西の日本画」でこの作品を見たときは、そのリアリティに思わずぶるっとしたもんです。こうして画像で見るとものすごく精緻な印象を受けるんだけど、実物は意外...
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