足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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マネ「笛を吹く少年」

7月9日から始まった国立新美術館の「オルセー美術館展」、さっそく行ってきました。副題は「印象派の誕生 —描くことの自由—」。よって本展は、印象派の先駆ともいえるエドゥアール・マネの作品をもって始まります。Le Fifre(1866)Edouard Manetこちらはエドゥアール・マネ「笛を吹く少年」。1866年の発表当時は理解を得られずサロンに落選し、マネ没後の1884年の回顧展でも、やはり批評家を惑わせた作品です。唯一、この作品を...
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マネ「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」

もう一枚、マネのスミレを。こちらは三菱一号館に来てましたね。マネが得意とした黒に、微かな紫のいろどり。「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」という作品です。Portrait of Berthe Morisot Holding a Bunch of Violets(1872)Edouard Manet紫の花というと、連想するのはこの和歌。紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る前にもこのブログで紹介したかもしれません。和歌のなかで一番好きなのがこの歌なん...
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マネ「スミレの花束」

少し前になごり雪が東京の空を舞い相変わらず寒い日が続いていますが、気がつけばもう3月なんですねぇ。そろそろスミレの花咲くころでしょうか。花言葉は誠実。スミレのような小さな人に生まれたいと歌にしたのは夏目漱石でしたっけ。Bouquet of Violets(1872)Edouard Manetやさしいうた声が消えたとて調べは思い出のなかにふるえ——かわいいスミレがしぼんだとてかおりはよびさまされた感覚のうちに生きるバラは枯れたとて バラ...
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マネ「死せる男」

バタンキュー。今週はえらく忙しくて疲れてます。もうこんな感じ。 Dead Toreador(1864) Édouard Manetエドゥアール・マネ「死せる男」。横たわっているのは闘牛士です。まぁ死ぬほど忙しいってほどのものでもないし自分都合での寝不足ではあるんですが、もうちょいこう、楽になったらうれしいなぁ。今日は滝の撮影で茨城まで行ってきたんですが、そちらのお話はまた後日。。今日も明日もがんばろう。  ...
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マネ「女とオウム」

こんな暑い夜には、ちょっと怖い絵を。エドゥアール・マネ「女とオウム」。オウムの止まり木には影があるのに、女性の足元には……きゃーーーーーWoman with a Parrot(1866)Edouard Manetまぁ、光源が女性の真上の高い位置にあると考えれば影がないのも不思議ではないんですけどね(笑)ちなみにマネの「女とオウム」は、クールベの「女とオウム」に答える形で描かれたもの。クールベの裸体に対して、マネの作品では体のラインを隠...
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マネ「鉄道」、不自然な母娘

ベンチに腰かけてこちらを見つめる女性、こちらに背を向けて柵の向こうを見つめる女の子。エドゥアール・マネ「鉄道」。鉄道は……どこにも描かれていないのです。The Railway(1873)Edouard Manet柵の向こうは、クロード・モネが繰り返し描いたサン・ラザール駅。モクモクと広がる白い蒸気が、かろうじて鉄道の存在を思わせます。鉄道といえば近代文明を象徴する存在ですが、無邪気に柵に手をかける女の子に対して、女性(母親?)...
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マネ「エミール・ゾラの肖像」

前回ご紹介した、ディエゴ・ベラスケスの「バッカスの勝利」。この作品を画中画として使用したのが、印象派の先駆者、エドゥアール・マネ。1867年ごろの作品、「エミール・ゾラの肖像」において、彼の芸術理念、印象派による新しい芸術を表現するための小道具として用いられています。Portrait d'Emile Zola(1867-1868)Edouard Manet「オランピア」「草上の昼食」でスキャンダルの渦中にあったマネにとって、ゾラは強力な擁護者...
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マネ「バルコニー」

前々回の記事で引き合いに出したエドゥアール・マネの「バルコニー」。印象派の女性画家、ベルト・モリゾが初めてモデルとしてマネの作品に登場した記念すべき一枚です。Le Balcon(1868-1869)Edouard Manet中央よりやや左、一番手前で手すりにひじをかけているのがモリゾです。で、彼女が完成した作品をサロンで見たときの印象がこちら。 マネの作品は、いつものことですが、 熟していない硬い果実のような印象を醸し出してい...
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マネ「オランピア」と美術史に残る裸婦像

印象派の先駆者ともいえる存在であり、批評家たちからの非難とスキャンダルにさらされた画家、マネ。その代表作である「オランピア」の挑発的な視線は、まさに当時のマネの心境をあらわしてるようで興味深いです。「オランピア」は娼婦の俗称であり、裸婦像という伝統的なテーマに対する反発とも言える作品。ここまでふてぶてしい表情で描かれてしまったら、それは批評家も文句を言うだろうな、と。ティツィアーノの「ウルビーノの...
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