
レオン・ド・スメット「窓辺の女性」
前回に引き続き、「窓辺の女性」。今回はレオン・ド・スメットです。白い衣服がよく似合う、女性の後ろ姿が印象的。窓から差し込むひかりはやさしく、花々はうつくしく。Woman at the Window(1909)Leon de SmetBSでゲント美術館を紹介しておりまして、そこでエミール・クラウスと児島虎次郎の名前が出てきました。去年のBunkamuraの展覧会を思い出し、図録を眺めていたら……結局この作品に落ち着いてしまいました(笑)なんの根拠...

レオン・ド・スメット「室内あるいは恋人たち」
もう1枚、レオン・ド・スメットの作品を。どれにしようか迷ったけど、やっぱりこれ。「室内あるいは恋人たち」です。美術展「フランダースの光」より。Interior or The Lovers(1911)Leon De Smet点描技法を用いながら、絵の舞台となるのはブルジョワジーな室内風景。天井が高く、広い室内の片隅、乳白色の室内で右下だけが暗く影を帯びていて、そのなかに隠れるかのように、ソファに座り抱擁する男女の姿……。2人とも真っ黒な衣装...

レオン・ド・スメット「桃色のハーモニー」
昨日に引き続き、「フランダースの光」より。表向きは昨日のエミール・クラウスが良かったと言ってますが、実際に一番しげしげ見入ってしまったのはこちらの作品でした。Rose Harmony(1912)Leon De Smetレオン・ド・スメットの「桃色のハーモニー」。なんともいえないエロティシズムを感じさせますが、これ、実物はこんなもんじゃないです。点描技法ゆえの朦朧とした、幻想的な雰囲気で絵に対する距離によって様々な表情が見えて...
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