
ホーマー「北東の風」と鶴彬、松本剛などなど
Northeaster(1895)Winslow Homerおひさしぶりです。あっというまに時は流れて昨秋、ついに40歳になりました。不惑といいたいところですが、現実の自分は毎度オロオロしてばかりでいい加減年相応の生き方をしたいなと思っている次第です。今年は厄年。いろんな荒波(主に仕事)にさらされることでしょうが、力強く乗り越えていきたいところです。……こういう文章を書くのも随分久しぶりなもので、なかなかうまくいきませんね。こん...

ホーマー「新しい小説」
ブログではっきり書いたことはなかったと思いますが実はずっと前から小説を書いています。自分がどんな小説を書きたいのか、どんな小説を書くべきなのか、ずっと自問しながらようやくいろんなものが見えてきたように思っています。The New Novel(1877)Winslow Homer新しい小説が書きたい。小説の枠組みを飛び越えたい。日本語の作法から逸脱したい。けれどそうとは気づかせず、自然に読んでもらえるものをつくりたい。斬新ではあ...

ウィンズロー・ホーマー「新しい小説」
The New Novel(1877)Winslow Homerかれこれ1ヶ月くらい体調不良で、さすがにちゃんと休んだほうがいいだろうと次の火曜までお休みをいただくことになりました。4連休はうれしいけれど、外に出られないし……ということで積読本の消化に努めている次第です。ひたすらゴロゴロ。ゴロリン。そんなこんなで美術館にも行けませんし桜をちゃんと見ることなく春が過ぎてしまいそうで残念ですが、せっかくの機会なので一生懸命のんびりし...

ウィンズロー・ホーマー「落日の炎」
落日。オレンジ色に染まる海。感傷を引きずりながら、波間を進む船。Sunset Fires(1880)Winslow Homerこちらはウィンズロー・ホーマーの「落日の炎」。この作品にぴったりの詩を一編。 ハインリヒ・ハイネ「船出」(部分) ぼくはマストにもたれていた あとからあとから来ては去る波を数えた 「さらば なつかしの祖国よ ぼくの船の 船脚は速い」 いつしか恋人の家の前に船はかかり 窓ガラスが光っている ぼくは眼がと...

ウィンズロー・ホーマー「夏の夜」
土日は伊東まで旅行に行ってました。会社の同僚と7人で、踊り子号に乗って。今年は夏らしいことを何もしてなかったんで、ギリギリセーフ(9月だけど)で海を見られて大満足です。Nuit d'été(1890)Winslow Homerということで、海にまつわる絵画をご紹介。ウィンズロー・ホーマーの「夏の夜」です。1890年発表、オルセー美術館所蔵の逸品。月明かりに優しく照らし出された浜辺、そこで踊る女性たちの姿。2人の影が水...
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