足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ゴッホ「オランダの花壇」

ずっと、実物を見てみたいと思っていた作品です。Flower Beds in Holland(c.1883)Vincent van Goghフィンセント・ファン・ゴッホ「オランダの花壇」。色ごとに分けて植えられているのはチューリップ。オランダが誇る、春を告げる花です。イメージしていたよりも全体的に少し暗いけれど、そこにあるのは物憂さではなくて、心静かな日々の営みのように思います。1883年といえば、初期の代表作「ジャガイモを食べる人々」より2年も...
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ゴッホ「ジャガイモを食べる人々」

The Potato Eaters(1885)Vincent Van Goghtwitterでもつぶやいたことですが、シャカシャカポテトが大嫌いなのです。ハンバーガー屋さんでよくある、紙袋にポテトと味のついた粉を入れてシャカシャカ振るやつです。ただでさえ塩味強めなのに、味がもっと濃くなるし粉が指先について気持ち悪いし紙袋で密閉するからポテトがふやけちゃうし。だったら食べなきゃいいんですが、店員さんがかわいい女の子でオススメされてしまったので...
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ゴッホ「花咲くアーモンドの木」

ゴッホ「花咲くアーモンドの木」。弟のテオに子どもが生まれ、その贈りものとして描かれた作品です。このときゴッホは精神病院で療養中でしたが、家族のための作品ということで気負いがなかったのか、とても穏やかな作品のように感じます。枝の表現にはゴッホ独特のうねりが見え隠れして面白いですね。 Almond Blossom(1890) Vincent van Gogh昨日なんとなく撮った写真がこの作品と似ているような気がしたので。通りすがりにさ...
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ゴッホ「糸杉」(メトロポリタン美術館展より)

東京都美術館の「メトロポリタン美術館展」、この作品を紹介するのをうっかり忘れてました。ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「糸杉」。死の前年、南仏サン=レミの療養所に入院した直後に描かれた作品です。 Cypresses(1889) Vincent van Goghまるで黒い炎のように、うねり狂いながら天を突く糸杉。大地も空も奇妙に歪み、細くたわんだ三日月だけが静けさを保っています。昼か夜かも分からない、異様な風景ですね。実物を前にす...
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ゴッホ「曇り空の下の積み藁」

一昨年のゴッホ展で見た作品です。ゴッホ「曇り空の下の積み藁」。ということで、とうぶん曇り空が続きそうなんだなぁ。Wheat Stack under a Cloudy Sky(1890)Vincent van Gogh前回の続きですが、いろいろ考えて、後輩ともちゃんと話をして、やっぱり辞めるのが自分にとって最善だと判断したわけですが。思いっきり説得されてしまい、いったん保留になりました……。会社の事情は分かっていて、そのうえで言ってるんだけどな。まぁ...
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ゴッホ「夜のカフェテラス」

ゴッホの作品のなかでは、これが一番好き。彼の悲しい人生とか、そういうものを一切気にせずに素直にきれいな作品だと思うので。Cafe Terrace at Night(1888)Vincent van Gogh早めにノルマを終えたので、久々に更新です。さて、今日は月食でしたね。皆さん見られましたでしょうか??日本中で、いろんな人が夜空を見上げて月に思いを馳せていたのだと思うとなんだかほっこりと、暖かい気持ちになります。こういうところで人はつ...
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ゴッホの「自画像」は贋作!?

国立新美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」にて、目玉のひとつとして展示されているゴッホの「自画像」。これが贋作なのでは!?というショッキングな本があります。Self-Portrait(1889)Vincent van Gogh小林英樹「『ゴッホ』にいつまでだまされ続けるのか」という新書。同氏は他にもゴッホに関する書籍を出しており、今回も売名行為とかそういうのではなく本気の告発と思われます。それだけに、読むこちらも背筋...
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ゴッホ「薔薇」

次々にツボミがふくらみ、はじけるように花が咲く。フィンセント・ファン・ゴッホ「薔薇」。命が生まれる瞬間を切り取ったような、歓喜の一枚。Roses(1890)Vincent van Goghゴッホがこの作品を描いたのは、1890年の初夏。前年にゴーギャンとの諍いから耳切り事件を起こし、精神病院へ。病状が快方に向かい、退院前の最後の数週間のうちに描いたのがこの「薔薇」です。回復を実感したゴッホの喜びが、痛々しいほどに伝わってきま...
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ゴッホ「桃の花咲く果樹園」

あした、3月30日はフィンセント・ファン・ゴッホの誕生日。代表作「ひまわり」の印象からか、炎の画家というネーミングのせいか、ゴッホというと夏ってイメージがあるので春に生まれたっていうのはちょっと意外な気もしますね。Orchard with Peach Trees in Blossom(1888)Vincent van Goghこちらは「桃の花咲く果樹園」。ゴッホにしては、ずいぶん優しい色使いですね。1888年の春に描かれた作品で、この2年前に彼は印象派の作品...
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ゴッホ「レストランの内部」

炎の画家、ゴッホ。力強く激しいイメージが強いけど、実は繊細な作品も多いんですよね。Interior of a Restaurant(1887)Van Gogh※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。こちらは「レストランの内部」。新印象派のジョルジュ・スーラやポール・シニャックを思わせる、精緻な点描技法で描かれた作品です。ゴッホがこの作品を描いたのは、1887年。この前年に第8回印象派展が開かれており、そこで次世代の旗手として注目を...
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ゴッホ「ひまわり」

今日は損保ジャパン東郷青児美術館に行ってきました。企画展の感想より前に紹介するのもどうかと思いますが、やっぱり一番印象に残ったのは……常設のゴッホ「ひまわり」でした。Tournesols(1889)Vincent van Gogh溜め息が出るほどの、鮮やかな黄色。黄色というより黄金色といったほうがいいくらいの、強烈な存在感でした。その強さは色彩や構図だけでなく、絵の具の塗り跡が立体的に残る、ゴッホならではの筆さばきにあるのだと思...
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ゴッホ「アルルの寝室」(ゴッホ展より)

国立新美術館の「ゴッホ展」では、ゴッホの代表作「アルルの寝室」も来日してました。ゴッホが実際に、ゴーギャンと共同生活をした「黄色い家」の一室。彼は弟への手紙のなかで、「色彩がすべての要」と「アルルの寝室」について表現しています。The Bedroom(1888)Vincent van Gogh「アルルの寝室」の解説は、ゴッホ自身に任せてしまいましょう。 壁は薄い紫。 床は赤い格子のタイルだ。 ベッドの木と椅子は新鮮なバターの黄...
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ゴッホ「アイリス」(ゴッホ展より)

日曜は上村松園のあと、国立新美術館の「ゴッホ展」に行ってきました。感想としては、だいぶ玄人好みの内容だなぁ、と。素描や周辺画家の作品が多かったんですよね。僕は素人なので、ちょっと物足りない気が……。もう2、3点有名作品があればよかったのにという印象でした。とはいえ、これは見ておきたかった!という作品にももちろん出会えました。1890年の作品、「アイリス」です。Irises(1890)Vincent van Gogh鮮やかな黄色の壁...
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ゴッホ「郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン」

世田谷美術館の「ザ・コレクション ヴィンタートゥール」を見てきました。用賀駅から直通のバスが出ててアクセスもばっちり、館内は比較的すいてて、のんびりじっくり楽しめました。スイスのヴィンタートゥール美術館所蔵の名品群、しかも90点すべて日本初公開という贅沢さ。大満足です。Le facteur Joseph Roulin(1888)Vincent van Goghということで、今回紹介するのはフィンセント・ファン・ゴッホの「郵便配達人 ジョゼフ・...
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ゴッホ「星降る夜」(オルセー美術館展その4)

オルセー美術館展では、「ゴッホとゴーギャン」というテーマのブロックがあってさすがにこちらはものすごい人だかりでした。中でもこの絵は・・・いやでも足が止まってしまう、強烈なインパクト。フィンセント・ファン・ゴッホの1888年の作品、「星降る夜」です。色合いといい、筆使いといい、一歩間違えればグロテスクになりかねない絶妙なバランス。まるで嵐の前の静けさのような。Starry Night Over the Rhone(1888)Vincent v...
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