
ヴィジェ=ルブラン「自画像」
昨日は新美術館のあと、三菱一号館美術館へ。「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン」を見てきました。副題は「華麗なる宮廷を描いた女性画家たち」。ずらっと並ぶ、18世紀の女性画家たちの作品はなるほど女性ならではの繊細さと優しさを感じさせるものばかり。当時の女子力を堪能させていただきました。 Autoportrait(1800) Elisabeth Louise Vigée Le Brunこちらはヴィジェ・ルブランの自画像。45歳くら...

皇后エリザベータ・アレクセーエヴナ
井上靖の「おろしや国酔夢譚」を読みました。江戸末期、ロシアに漂流した大黒屋光太夫らの数奇な運命を描いた小説です。当初アムチトカ島という土民の島に流れ着いた光太夫たちは、その地に留まっていたロシア人たちと協力して船をつくり、自力でカムチャツカへ、そしてロシア内を転々とし、ついにはロシアの最高権力者、女帝エカチェリーナ2世をも動かし日本への帰国という約10年越しの宿願を実現させます。さて、このエカチェリ...

ヴィジェ=ルブラン「娘と一緒の自画像」とベルト・モリゾ「ゆりかご」
フランスの女流画家、ヴィジェ=ルブラン。マリー・アントワネットのお抱え画家というイメージが強い彼女ですが、実は働くお母さんとしての一面もあったようです。Madame Vigée Le Brun, Autoportrait avec sa Fille(1786)Marie Élisabeth-Louise Vigée Le Brunこちらは「娘と一緒の自画像」。母娘が仲良く抱き合う、微笑ましい場面が描かれています。娘は母(ルブラン)の首に手を回し、「お母さん大好き」なん...

ヴィジェ=ル・ブラン「マリー・アントワネットの肖像を描くヴィジェ=ル・ブラン」
どこか幼げな笑顔が印象的な自画像ですが、実はこの女性、このとき35歳なんですよね。う~む、自画像だから若々しいのか、それとも……autoritratto(1790)Élisabeth-Louise Vigée-Le Brunマリー=ルイーズ=エリザベート・ヴィジェ=ル・ブランの「マリー・アントワネットの肖像を描くヴィジェ=ル・ブラン」。損保ジャパン東郷青児美術館の「ウフィツィ美術館自画像コレクション」で来日してますね。彼女は王妃マリー・...
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