
ターナー「レグルス」
ごめんなさい。やらかしてしまいました。東京都美術館のターナー展、18日(水)まででした。。「日曜まで」とか前回書いちゃって。。もしそのせいで諦めちゃった方がいたら、本当に本当に申し訳ございません。海より深く反省しております。Reglus(1828)Joseph Mallord William Turner気を取り直して……こちらはターナーの「レグルス」。敵軍の捕虜となり、地下牢で瞼を切り取られたレグルス将軍が最後に見た光を描いた作品です。...

ターナー「ヴァティカンから望むローマ」
ここのところ仕事がバタバタなのに加えて土日は旅行やら何やらで慌ただしく東京都内の展覧会についてあまり紹介できてませんが、実はちょこちょこ見に行っています。今日が最終日だったターナー展も、ちゃんと行ってきましたよ。ということで、まずはこの作品を。↑ 勘違いでした。最終日は12月18日(水)。。追記。Rome, from the Vatican. Raffaelle, Accompanied by La Fornarina, Preparing his Pictures for the Decoration of...

ターナー「アップナー城、ケント」(英国水彩画展より)
夜の訪れのまえにわずかばかり許された時間落日は神々しい光で空を海を、金色に染めていきます。J.M.W.ターナー「アップナー城、ケント」。ロマン主義の巨匠が描いた、奇跡のような水彩風景画です。 Upnor Castle, Kent(1831-32) J.M.W.Turner今日という一日に感謝して、沈みゆく太陽の光に目を細める人。夜がやってくるまえに仕事を片付けようと手を早める人。長く伸びた影に家路を思い、頭を垂れる人。それぞれの人生がいま...

ターナー「湖に広がるたそがれ」とSigur Rós
赤く焼けた世界。空と湖が溶け合って、かすかに残る境界線に太陽が落ちて行きます。ターナー「湖に広がるたそがれ」。混沌のなかの静けさ、美しさ。 Sun Setting over a Lake(1840) Joseph Mallord William TurnerSigur Rósの新曲「Ekki múkk」のPVを見たとき、連想したのがターナーの抽象画寄りの作品でした。炎のなかに身を置いたような不思議な光景。水平線の上を船が浮遊するだけといういたってシンプルな映像な...

ターナー「ノラム城、日の出」
光あれ。Norham Castle, Sunrise(1835-40)Joseph Mallord William Turner福島に住んでいる友人がいて、ずっと連絡がつかずにいたんですが昨日メールで「無事」との報告がありました。思わず涙がでました。ひとりでも多くの人が、無事であってほしいと思います。また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。昨晩は6時に電気を消して、9時には布団に入りました。でも頭の中で考え事が渦巻いて、いつまでたっても眠れず。。結局...

ターナー「モートレイク・テラス」
黄金色の光。神々しい光。でもどこか物悲しい。あぁ、これが黄昏というやつなのか。Mortlake Terrace(1826)Joseph Mallord William Turner ※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。ウィリアム・ターナー「モートレイク・テラス」。この作品にぴったりの詩を一編。中原中也「夕照」丘々は、胸に手を当て
退けり。
落陽は、慈愛の色の
金のいろ。
原に草、
鄙唄うたひ
山に樹...

ターナー「雨、蒸気、速度」
今日は朝から雨。週末には台風が来るらしいですね。さて、雨といえば……Rain, Steam and Speed (1844)Joseph Mallord William Turner 光と大気の画家、ウィリアム・ターナーの「雨、蒸気、速度」。1844年の作品です。雨にけぶる風景、地平の向こうから景色を切り裂くように、こちらに向かってくる鉄道。西洋美術史上はじめて、「スピード」を描いた作品だと言われているそうです。ちなみに鉄道の前には、必死で逃げるウサギが描き...
このカテゴリーに該当する記事はありません。