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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

カンディンスキー「コッヘル――まっすぐな道」

まっすぐな道でさみしい     (種田山頭火) KochelーStraight Road(1909) Wassily Kandinskyヴァシリー・カンディンスキー「コッヘル――まっすぐな道」。昨年の「カンディンスキーと青騎士」展で見た作品です。極端に単純化された道、山、並木。幾何学的な風景は鮮やかに彩られ、けれどどこか、さみしく感じられます。画面左で、農作業をする人物たちの存在がそう思わせるのかな。退職のこと、なかなか話がうまく進まず足...
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ガブリエーレ・ミュンターの肖像

カンディンスキーにしては、珍しく肖像画。というか、唯一の肖像画なんだそうです。Portrait of Gabriele Münter(1905)Wassily Kandinsky※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。ヴァシリー・カンディンスキー「ガブリエーレ・ミュンターの肖像」。ミュンターは青騎士のメンバーであり、1901年に結成したファーランクス以来の同志。そして2人は、道ならぬ恋に落ちていたんですね。カンディンスキーには既に奥さん...
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印象3(コンサート)

迫り来る黄色。熱狂が波のように押し寄せる、これぞ色彩のマジック。ヴァシリー・カンディンスキーの「印象 3(コンサート)」です。Impression 3 , Concert(1911)Wassily Kandinsky中央上部の黒い色面はグランドピアノ、その左右の白い帯は、コンサート会場の柱を表しているのだとか。画面左半分を埋めるのは、鮮やかな色彩で表現された聴衆の姿。彼らの興奮が、会場を埋め尽くす熱気が、そしてきらびやかな音の奔流が、黄色と...
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