
ハント「カイロ、ゲベル・モカッタムの落日」とWake Owl「Gold」
エジプト・カイロに落ちる陽の光に魅了され、ラファエル前派の画家ウィリアム・ホルマン・ハントは黄金色に染まりゆく景観を水彩で描きました。山並みはピンク色に、建物はオレンジ色に、影は青をはらんで昼間とは違った色彩をたたえています。「カイロ、ゲベル・モカッタムの落日」。乾いた大地をつつむ神秘の光。 Cairo, Sunset on the Gebel Mokattum(1854, 1857 and 1860-61) William Holman Huntこの作品もBunkamura ザ・...

ハント「キリストと2人のマリア」
「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」より、もう一点。ウィリアム・ホルマン・ハント「キリストと2人のマリア」です。ハントらしい、いかにも艶やかな筆致。一歩間違えれば毒々しくもなりかねない色使い。これらの絶妙なバランスが、えも言われぬ神々しさを演出しています。Christ and the Two Marys(1847、1897)William Holman Hunt※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。ハントは1847年、20歳前後でこの作品...

ハント「シャロットの姫」
前回に引き続き、ハントの作品を。代表作「シャロットの姫」。外の世界を見ると死んでしまうという呪いをかけられたシャロットの姫ですが、ある日、鏡に映った騎士ランスロットの姿に心を動かされ、掟を破って窓の向こうを直接見てしまいます。その途端……鏡はひび割れ、織糸が彼女の体を縛り付けます。彼女はなんとか脱出し、ランスロットを追うも……。The Lady of ShalottWilliam Holman Hunt以前ウォーターハウスの「シャロットの...
このカテゴリーに該当する記事はありません。