足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ルーベンス「聖母子と聖エリサベツ、幼い巡礼者ヨハネ」(ルーベンス展より)

双子をあやすお母さんとおばあさん……ではなくて、これは宗教的主題にのっとった聖母子像。女性が身にまとった赤と青の衣装がその証です。ルーベンス(工房)による傑作「聖母子と聖エリサベツ、幼い巡礼者ヨハネ」。Bunkamura ザ・ミュージアムの「ルーベンス展」より。 The Virgin and the Child with St. Elizabeth and the Infant St. John the Baptist(c.1615-18) Workshop of Peter Paul Rubensマリアに抱かれてあどけな...
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ルーベンス「ロムルスとレムスの発見」(ルーベンス展より)

ようやく仕事が一段落して、土日はゆっくり休めることに。ということで早速、今日から始まったBunkamura ザ・ミュージアムの「ルーベンス展」を見てきました。 The Finding of Romulus and Remus(c.1612-13) Peter Paul Rubensこちらはルーベンス「ロムルスとレムスの発見」。雌狼のかたわらで無邪気に遊ぶ2人の幼子は前王の娘レア・シルウェアと軍神マルスの間に生まれた双子でしたが時の王アムリウスの謀略によって川辺に捨...
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ルーベンス「キリスト哀悼」(リヒテンシュタイン展より)

青く変色したキリストの遺骸。痛めつけられた肉体は容赦なくリアルに描かれ、我が子のまぶたをそっと閉じようとする聖母マリアの顔もまた、深い哀しみで青く染まっています。ペーテル・パウル・ルーベンス「キリスト哀悼」。国立新美術館の「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」より。 The Lamentation(c.1612) Peter Paul Rubens構図も強烈ですね。キリストの体は対角線上に置かれ、手前(下部中央)に投げ出された右...
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ルーベンス「ライオン狩り」

またアンソール展のお話に戻ります。今回、なにげに注目なのがルーベンス。損保ジャパン東郷青児美術館の展示では、なんと5点も見ることができるのです。そのうち油彩は「ミネルヴァ」1点で、残りはすべて銅版画。そしてこの銅版画がすごいんです。と思ってパラパラ図録をめくっていたら、見た覚えがないけど激しく気になる作品が。こちらの「ライオン狩り」という銅版画です。 Lion Hunt Peter Paul Rubensこれ、すっごいかっこ...
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ルーベンス「キリスト昇架」「キリスト降架」とフランダースの犬

「十字架にかけられるキリスト」と「十字架からおろされるキリスト」とこの二つの栄ある作品の観覧料として協会がとりたてる銀貨を儲けることはふたりにとっては大伽藍の尖塔の高さをはかると同様、手の届かぬことであった。銅貨一枚の金さえも余分にはなかったのだから、ストーブにくべるわずかの薪と、肉汁の代金をかせぐのがせいぜいであった。そうはいっても、あのおおいのかかった二枚の絵のすばらしさを見たいという、やむに...
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ルーベンス「聖母被昇天(下絵)」(マウリッツハイス美術館展より)

「フランダースの犬」の主人公ネロが、足しげく通って見つめたというルーベンスの作品。天使達に囲まれて天に召される聖母マリアに、ネロは母親の面影を重ねていたのだとか。ルーベンス「聖母被昇天」。この作品の下絵が、東京都美術館の「マウリッツハイス美術館展」で展示されています。 ‘Modello’ for the Assumption of the Virgin(1622-1625) Peter Paul Rubens会場に入ってすぐ、展覧会恒例の挨拶文を見ていると、左手の...
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ルーベンス「眠る二人の子供」

クリスマスは、子どものためにあるのだと思います。目が覚めて、枕元にプレゼントが置いてあった時の喜びといったら。でも一番うれしいのは、喜ぶ我が子を見つめるお父さんお母さんなんだろうな。Two Sleeping Children(1612-13)Peter Paul Rubensペーテル・パウル・ルーベンス「眠る二人の子供」。国立西洋美術館所蔵の作品です。あどけなく頬を染めて寝息をたてる左側の子供と、目を覚ましてしまったものか、わずかに黒目が見...
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