
バーン=ジョーンズ「果たされた運命:大海蛇を退治するペルセウス」
海神ポセイドンの生け贄として、荒海の巌に鎖でつながれた美女アンドロメダ。彼女を救うためにあらわれたのが、ご存知ペルセウスです。バーン=ジョーンズ「果たされた運命:大海蛇を退治するペルセウス」。三菱一号館美術館の「バーン=ジョーンズ展」より。 The Doom Fulfilled(Perseus Slaying the Sea Serpent) (c.1882) Edward Burne-Jones大蛇神はその長大な胴体でペルセウスを圧しつぶそうとしています。それに抗い、...

バーン=ジョーンズ「王宮の中庭・習作――連作『いばら姫』」
昨日行ってきた三菱一号館美術館のバーン=ジョーンズ展、展示作品は80点くらいで、習作もわりと多めでした。でもね、「なんだ習作かよ」と侮るなかれ。緻密に描かれた完成作品よりもむしろ画家の息づかいが聞こえてくるようで、ていうか今回の展覧会は習作のほうがよかったような気も……。 The Briar Rose Series: Study for the Garden Court(1889) Edward Burne-Jonesこちらはバーン=ジョーンズ「王宮の中庭・習作――連作『...

バーン=ジョーンズ「運命の車輪」
ラファエル前派・後期の画家、エドワード・バーン=ジョーンズ。彼の代表作がこちらの「運命の車輪」です。象徴主義関連の書籍ではおなじみの作品で、ようやく三菱一号館美術館の「バーン=ジョーンズ展」で出会えました♪ The Wheel of Fortune(1871-85) Edward Burne-Jones目を閉じて左手にたたずむのは、運命を司る女神フォルトゥナ。そして車輪につながれた裸体の男たちは、上から奴隷、王、詩人をあらわすそうです。身分や...

バーン=ジョーンズ「眠り姫」
Sleeping Lady(1872-74) Edward Coley Burne-Jonesエドワード・バーン=ジョーンズ「眠り姫」。ペローの童話に着想を得た連作のひとつで、公開時にはロンドンの観衆が熱狂したのだとか。バーン=ジョーンズが描く人物ってなんとなくマッチョな気がしてあまり好きではないんですが、こういう群像で引きの構図だと衣装の皺やこぼれ咲く花々や、細かな美しさが際立っていいですね。6月から三菱一号館美術館で開催のバーン=ジョ...

バーン=ジョーンズ×モリス商会「東方三博士の礼拝」
これ、絵画ではないんです。251.2×372.5cmの大型タペストリー。バーン=ジョーンズとモリス商会による「東方三博士の礼拝」です。画中の人物たちは、ちょうど等身大くらいってことでしょうか。100年以上も前にこんなのを作れるのが不思議でならない。The Adoration of the MagiDesigned by Edward Coley Burne-JonesFloral ground designed by John Henry DearleMorris & Co.この「東方三博士の礼拝」、デザインはエドワード・コリ...
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