足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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ミュシャ「四季-春-」

2月もあと少し、すっかり春めいてきましたね。昨日は皇居をお散歩してきたんですが、白梅と紅梅が競うように咲き誇っていました。通りを隔てて丸紅の敷地では川津桜が咲いていて、これからあっちこっちで花の美しさに見とれてしまうんだろうなぁ。The Four Seasons -Spring-(1896)Alfonse Muchaこちらはアルフォンス・ミュシャの「四季-春-」。花飾りを頭に付けて、竪琴を手にする女性。弦をよく見ると、かわいらしい小鳥の姿...
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ロセッティ「ベアタ・ベアトリクス」

ヘルマン・ヘッセの「デミアン」を読みました。青年特有の病的な夢想と理想を描いた作品で、第一次大戦の影響もあってか、悪魔(デーモン)に由来するタイトルが示す通り代表作「車輪の下」よりもさらに深く、若者の暗部に迫った問題作。この作品の中で、重要なファクターとして登場するのがラファエル前派によるベアトリーチェを描いた作品なんです。Beata Beatrix(1864~70)Dante Gabriel Rossettiダンテ・ゲイブリエル・ロセ...
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フラゴナール「ぶらんこ」

前回に引き続き、ブランコをテーマにした作品。ジャン・オノレ・フラゴナールの「ぶらんこ」です。Hasards heureux de l'escarpoletteJean Honoré Fragonardフランス・ロココ美術の傑作で、18世紀中頃に描かれた有名な作品。ブランコといえばこちらを思い浮かべる人も多いと思います。木の枝に吊るされたブランコを、勢い良くこぐ若い女性。右下の男性が握りしめている縄はブランコの吊り縄に結びつけられており、この男性が...
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ルノワール「ブランコ」

本日、2月25日はピエール=オーギュスト・ルノワールの誕生日。ルノワールさん、おめでとうございます。ということで、本日はこの1枚。La balançoire(1876)Pierre-Augustê Renoirルノワール「ブランコ」。1876年発表、オルセー美術館所蔵の傑作です。木漏れ日の下、ブランコに興じる男女。「絵画は明るくて、楽しくて美しいものであるべきだ」。その言葉のとおり、幸福感に満ち満ちた1枚ですね。さて、明日は東京では...
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菱田春草「黒き猫」

前回、日本を代表する猫画家ということで藤田嗣治を紹介しましたがいやいやニャにをおっしゃいますか、猫といったらこの人でしょう!という声も聞こえてきそうなので。今回は永青文庫所蔵、菱田春草の「黒き猫」をご紹介しましょう。季節は秋。どこか装飾的な柏の葉と、その下でじっとこちらを見つめる「黒き猫」。にゃんとも毛並みのよいことで、思わずなでなでしたくなってしまうにゃー……失礼しました。この作品を発表した翌年、...
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藤田嗣治「猫のいる静物」

本日、2月22日は「猫の日」だそうです。ニャンニャンニャン(222)、にゃるほど。ということで今回は、僕の好きな猫の絵を。一番好きな竹内栖鳳「班猫」は前にご紹介したんで、今回はその次に大好きな、日本を代表する猫画家の一枚です。藤田嗣治「猫のいる静物」。1939~40年発表、ブリヂストン美術館所蔵の作品です。手前には野菜や果物や魚介類がごろりと転がり、その向こうからこっそり手(前脚)を伸ばそうとする猫の姿。この...
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ジョン・ラスキン「アルプスの断片」

前回に引き続き、ジョン・ラスキン。「近代画家論」によって美術評論家として一時代を築いたラスキンですが、実は彼自身、水彩画を学んでいた時期があり作品を見るとその才能に感嘆するばかりです。Fragment of the Alps(1854-56)John Ruskinジョン・ラスキン「アルプスの断片」。ラスキンは地質学にも造詣が深かったようで、岩の表現に関しては前回のミレイより優れているような。いつの時代にも専門家顔負けなくらい多才な人は...
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エヴァレット・ミレイ「ジョン・ラスキン」

広告制作という職業柄、ちょいちょいデザイン関連の本も読んでるんですがよく名前が挙がるのがジョン・ラスキン。ということで、今回はこの1枚。エヴァレット・ミレイ「ジョン・ラスキン」です。John Ruskin(1853-54)John Everett Millaisラスキンとモダンデザインについて、以下、木全賢の「売れるデザインの発想法」より引用。モダンデザインの源流は、英国の社会思想家のジョン・ラスキンと芸術運動家のウィリアム・モリスの...
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モンドリアン「ブロードウェイ・ブギウギ」

一番好きな絵画作品は?と聞かれるとその時々で変わるんでムムムと困ってしまいますが、一番身近な絵画作品だったら、間違いなくこれ。ピエト・モンドリアン「ブロードウェイ・ブギウギ」です。Broadway Boogie Woogie(1942-43)Piet Mondrianパソコンの壁紙、twitterの背景画像、スマートフォンの壁紙、Firefoxの着せ替えブラウザ・・・などなど、いろんなところでモンドリアン。特にFirefoxのデザインはお気に入りです。こちら...
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マグリット「赤いモデル」

靴? 足?浮き上がった血管や黒ずんだ爪の不気味さよりも、靴がからっぽなのが何だか怖い。Le Modèle Rouge(1935)René Magritteルネ・マグリット「赤いモデル」。国立新美術館の「シュルレアリスム展」より。この作品はわりと有名なのかちょいちょいポスターとかで目にしますね。マグリットは何度もこのモチーフで、このタイトルで作品を描いたのだとか。それにしても、一体何が赤いんでしょう。カタログには、「皮膚...
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イヴ・タンギー「岩の窓のある宮殿」

国立新美術館の「シュルレアリスム展」に行ってきました。今回の目的はイヴ・タンギー。近代美術館の「聾者の耳」を見て以来惚れ込んでしまい、今回の「シュルレアリスム展」で新たな作品に出会えるのを楽しみにしていたわけです。Le Palais aux rochers de fenêtres(1942)Yves Tanguyこちらはイヴ・タンギー「岩の窓のある宮殿」。どれが岩? どれが窓? どれが宮殿?そんなことは、考えてはいけません。感じるのです。何...
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モネ「かささぎ」

今日は朝から雪でした。ちょっとくらい、積もってくれたらよかったのにな。La Pie(1869)Claude Monetクロード・モネ「かささぎ」。一面の雪景色のなか、木戸のうえで羽根を休める黒いかささぎ。雪に反射する光もまた、モネが魅了されたテーマだったのでしょうね。青みがかった影と、ほんのり橙に染められた雪が何だか郷愁をかきたてるのです。モネは何気に雪景色を多く描いているみたいで、去年行った美術展でも何度かお目にかか...
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藤島武二「黒扇」

凛々しい眼差し。まっすぐに伸びた鼻梁。白いヴェールと黒い扇のコントラストが女性の美しさを際立たせています。Black Fan(1908)Takeji Fujishima藤島武二「黒扇」。瞳が青いことを考えると、モデルは外国の方なんでしょうね。どことなくエキゾチックな雰囲気を醸し出しつつ、画家を、あるいは観者をまっすぐ見返す強い意志を感じさせる一枚です。この「黒扇」は、ブリヂストン美術館の「なぜ、これが傑作なの?」で展示されて...
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ミュシャ「ジョブ」

タバコをやめてから、気がつけば20日がたちました。案外あっさりやめられたなぁ。お酒飲んでても吸いたくならないし、もう大丈夫でしょう。あとは趣味で集めてたZIPPOをどうするか……。とりあえず飾っておこう。Job(1897)Alfonse Muchaこちらはアルフォンス・ミュシャの「ジョブ」。タバコの巻紙製造会社「JOB社」のポスターです。ちょうど今、チェコに関連した仕事をしているので。紫煙の軌跡と装飾的な巻き髪、そして挑発的な眼...
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ピカソ「腕を組んですわるサルタンバンク」

今日はブリヂストン美術館の「なぜ、これが傑作なの?」を見てきました。コレクションのなかから約120点を展示し、代表的な12点には詳細な解説文を付けるというもの。全体的な感想は後にまわすとして、まずはこの作品を。Saltimbanque Seated with Arms Crossed(1923)Pablo Picassoパブロ・ピカソ「腕を組んですわるサルタンバンク」。1923年、「新古典主義の時代」の作品です。サルタンバンクは軽業などを見せる大道芸人のこと...
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鶴岡政男「重い手」

来週から、こんな感じになるかもです。仕事が忙しいのはありがたいことだけれど。Heavy Hand(1949)Masao Tsuruoka鶴岡政男「重い手」。部屋の片隅に縮こまって苦悩する人物。巨大な手が肩にのしかかり、今にも窒息しそうな……。いやいや、今から考えたって仕方ない。真剣に取り組んでいれば、大抵何とかなるもんです。今までの人生で、何とかならなかったことなんて一度もない。たとえ失敗したって、それを糧にすればいいだけのこ...
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アンドレ・マッソン「春の訪れ」

昨日(2月4日)は立春でした。なるほど、ちょっとずつ暖かくなってきた気がします。寒い冬の先にあるからなのか、春が近づくと心が浮き立ちます。le printemps s'avance(1957)André-Aimé-René Masson今回ご紹介するのはアンドレ・マッソンの「春の訪れ」。小川のせせらぎを思わせる、鮮やかな青を基調とした抽象画です。マッソンは元々シュルレアリスム運動に参加しておりエロスや破壊、否定といったイメージが強...
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アウグスト・マッケ「遊歩道」

この曲線が好き。デフォルメされているけれど、変に主張することもなく適度な距離感を保ってくれる。こういう絵を、部屋に飾っておきたいな。Promenade(1913)August Mackeアウグスト・マッケ「遊歩道」。三菱一号館美術館の「カンディンスキーと青騎士」には2回足を運んでいるんですが、やっぱりこの作品の前では足が止まってしまいました。同じ部屋にフランツ・マルクの「虎」が展示されていて、曲線の「遊歩道」と直線の「虎」...
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