足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

スポンサーサイト

堂本尚郎「絵画」

なぜだか気持ちが落ち着く作品。堂本尚郎の「絵画」という水彩画です。Painting(1957)Domoto Hisao水に溶け出したインクのような、不確かな揺らぎ。重ねられた黒と赤の平面も、頼りなくぼやけて見えます。ただそれだけのことなのに。描かれているのはそれだけなのに、足が止まってしまった。連想したのはなぜかイヴ・タンギーの作品群であり、万年筆のペン先の洗浄の場面でした。どちらも自分にとって心地がよく、いとおしいもの...
2

デルタのドルチェビータを買いました!

ということで……買ってしまいました。ドルチェビータ!!ミニは小さすぎるし、ミディアムは大きく重く感じたので、あいだをとってドルチェビータ・スリムに。イタリア語で「甘い生活」を意味する、燦々と降り注ぐ地中海の太陽のようなオレンジの輝き!さっそく書き味をあれこれ確かめて、うっとりしているところです。本当は写真を撮ってこの場で自慢したいところなんですが、こないだの秩父旅行以来、スマホのカメラが壊れてまして...
0

鈴木其一「芒野図屏風」

山種美術館の「輝ける金と銀」、会期終了直前の滑り込みセーフで鑑賞してまいりました。Eulalias(19th century)Suzuki Kiitsuこちらは鈴木其一「芒野図屏風」。金よりも銀を好んだ其一らしく、銀地の屏風には群生する芒が描かれ、そのうえに秋の夜霧が流れるようにかかっています。画像では伝わりにくいのですが、銀地だけに角度によって見え方が変わり、霧にぬれた芒が月光をうけて静かに輝いているような——とても幻想的な作品...
0

ウォーターハウス「人魚」(ロイヤル・アカデミー展)

たびたびこのブログでご紹介しているウォーターハウスの「人魚」。夏目漱石の「三四郎」に登場する有名な一枚であり、好きな絵画を挙げよと言われたら迷わずこの作品を選ぶと思います。昨年「夏目漱石の美術世界展」で待望の対面を果たしたんですが、なんと今年も、別の展覧会で来日しているのです。Mermaid(1900)John Williams Waterhouseあぁ、やっぱり素敵でした……。東京富士美術館の「ロイヤル・アカデミー展」にて。まさか...
0

アンドレア・デル・サルト「ピエタのキリスト」

ピエタ。けれどそこに、聖母の姿はありません。Christ in Pietà(c.1525)Andrea del Sartoアンドレア・デル・サルト「ピエタのキリスト」。死せるキリストがぽつねんと描かれています。「ピエタ」と題されているにもかかわらず、まわりには聖母も誰もいない。抱きしめてくれる人も、涙を流してくれる人もいない。なんて寂しい絵なんだろう……。この作品は、東京都美術館の「ウフィツィ美術館展」で展示されています。なんだかいろ...
0

ボッティチェリ「パラスとケンタウロス」

わけもなく、「ごめんなさい!」と口走りそうになる一枚です。Pallas and the Centaur(1480-85)Sandro Botticelliサンドロ・ボッティチェリ「パラスとケンタウロス」。斧のついた大槍を左手に持ち、蔑むような表情でケンタウロスの髪の毛をわしづかみにしているのは、学問の女神パラス。ギリシア神話のパラス・アテナ、またはローマ神話におけるミネルヴァと言った方が分かりやすいかもしれません。半人半獣のケンタウロスは暴力...
0
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。