足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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岡鹿之助「雪の発電所」

年末ですね。今夜から埼玉の実家に帰るので、今年はこれが最後の更新となります。いろいろ考えて、岡鹿之助の「雪の発電所」という作品にしてみました。Power Plant in the Snow(1956)Oka Shikanosuke描かれているのは、画家が実際に目にした風景だそうです。春の雪のようにしっとりしすぎて情緒的な甘さではなく、むしろ非人情なくらいさらさらとした雪原が広がり、そこに人懐かしさを感じさせてなお典雅な、フランスのシャトー...
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高山辰雄「いだく」

来年夏、姉夫婦に子どもが生まれるそうです。クリスマスイヴに一報もらっていたのですが、今日病院に行って、正式におめでただと分かったとのこと。ようやくうちの両親もおじいちゃんおばあちゃんになれるんだなぁと、しみじみ思ってしまいました。Embracing(1977)Takayama Tatsuoこちらは高山辰雄の「いだく」という作品。赤子を抱く女性と、それを愛おしく見つめる女性が描かれています。無垢なる光のような赤ん坊は、2つの影...
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東山魁夷「白い朝」

朝、窓をあけると、庭一面の雪であった。きじばとが一羽、羽をふくらませて、じっと枝にとまっている。寒さに耐えて、春を待っているのだろうか。何かを祈り、沈思しているように感じられた。白の中のその孤独な姿が、私の心に通った。(東山魁夷)White Morning(1980)Higashiyama Kaii山種美術館の「東山魁夷と日本の四季」を見てきました。没後15年を記念した展覧会で、川合玉堂、結城素明、川崎小虎など魁夷が師事した日本画...
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難波田史男「トロンボーンの行進曲」

心の震えをそのままあらわしたような線描。思いがそのままにじみ出したような水彩。自由とは、かくも脆く果敢ないものかと——。不条理、空想、冒険、創造、孤独、そんな様々を思いながら生きること、創ることについて少し考えてしまいました。世田谷美術館の「難波田史男の世界 イメージの冒険」にて。Music for Trombone(1967)Nambata Fumio前に東京オペラシティで行われた難波田史男の回顧展でファンになったのですが、世田谷...
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マグリット「複製禁止(エドワード・ジェームスの肖像)」

お〜〜〜い。Not to be Reproduced(1937)Rene Magritteマグリットの「複製禁止(エドワード・ジェームスの肖像)」という作品です。鏡に写ったのは自分自身ではなく、自分の複製ということなのでしょう。だから背を向けて、自身と目を合わせることを拒否しているのでしょうか。自己を見つめられない悲しさ、自分自身からさえも背をそむけられる悲しさ。鏡の向こうで、複製はいったいどんな顔をしているんだろう。毎年恒例といい...
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