足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ファンタン=ラトゥール「皿の上の3つの桃」

三菱一号館美術館のワシントン・ナショナル・ギャラリー展で、特に気になった作品がこちら。アンリ・ファンタン=ラトゥール「皿の上の3つの桃」です。Three Peaches on a Plate(1868)Henri Fantin-Latourこの作品、実は2011年の国立新美術館でも来日しててそのときはさほど印象に残らなかったのですが……。あらためて作品を見て、そのすごさに気付かされたわけです。はちきれそうに熟した桃、つやめいた皿、そして木のテーブル。...
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ゴッホ「オランダの花壇」

ずっと、実物を見てみたいと思っていた作品です。Flower Beds in Holland(c.1883)Vincent van Goghフィンセント・ファン・ゴッホ「オランダの花壇」。色ごとに分けて植えられているのはチューリップ。オランダが誇る、春を告げる花です。イメージしていたよりも全体的に少し暗いけれど、そこにあるのは物憂さではなくて、心静かな日々の営みのように思います。1883年といえば、初期の代表作「ジャガイモを食べる人々」より2年も...
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ルノワール「猫を抱く女性」

ああ、猫ちゃん。少々ご機嫌斜めに見えなくもありませんが、はてさて。一方の女性は伏し目がちで控えめな印象。「もう、仕方ないにゃー」なんて猫のぼやきが聞こえてきそうです。Woman with a Cat(c.1875)Pierre-Auguste Renoirルノワール「猫を抱く女性」。この作品は、三菱一号館美術館で開催中の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」で展示されていました。同題の展覧会は2011年に国立新美術館でもやってましたが、その...
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ギュスターヴ・モロー「化粧」

日本橋のブリヂストン美術館が、5月18日から新築工事のため数年にわたり休館するそうです。60年以上の歴史をいったん締めくくるにあたり、先月末から開催されているのがコレクション展「ベスト・オブ・ザ・ベスト」。文字通り、同館が誇る名品の数々がドドーンと展示されております。The Toilette(1885-90)Gustave Moreauブリヂストン美術館の作品で何が一番好きか…となるとなかなか難しくてドニの「バッカス祭」やルオーの「郊...
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ヴァロットン「落日」

Sunset(1918)Felix Vallotton木の葉の背後に太陽私のこころは透明だ。木の葉の背後に太陽……風が吹く、風が……生温い木の葉の中で冷たい風が温み私の花を愛撫する、汗ばんだ私の前額を愛撫する、汗ばんだ私の手を愛撫する、私の瞳と私の目とを愛撫する。噴水のしぶきの中に噴水の光の中に太陽は入日する……私の頬には涙が流れる太陽で一ぱいな涙が。(アンドレ・スピール「太陽」)今日も明日もがんばろう。  ...
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尾形光琳「菊図屏風」

昨年10月、箱根にオープンした岡田美術館。近世・近代の日本画、浮世絵を筆頭に東洋の名品を収蔵する美術館でそのコレクションの中核を成すのが、琳派作品なんだそうです。箱根に行く機会があったら立ち寄りたいと思いつつ、なかなか機会がなくて……。そんな中、日本橋三越で「岡田美術館所蔵 琳派名品展」という嬉しい展覧会が!いつものごとく会期終了ギリギリ前日で見てまいりました。こちらは尾形光琳「菊図屏風」。琳派ならで...
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月岡芳年「月百姿」その1

また間があいてしまいましたが、先週行った町田市立国際版画美術館の月岡芳年展のことを。晩年の傑作であり代表作の「月百姿」と、遺作である「新形三十六怪撰」を前期・後期に分けてまとめて展示、しかも無料! という非常に太っ腹な展覧会なのです。「月百姿」はまとめて見る機会がこれまでなかったので、まずは前期で50点、思う存分堪能してまいりました。月百姿 No.007「稲葉山の月」「月百姿」は、月にまつわる和漢の物語や...
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