足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ヘレン・シャルフベック「快復期」

ヘレン・シャルフベック。聞き慣れない名前ですが、近年世界的に注目されているフィンランドの画家だそうです。19世紀末から20世紀初めに活躍した女性画家の展覧会が、東京藝術大学大学美術館で開かれています。The Convalescent(1888)Helene Schjerfbeck3歳のときに事故で下半身に障害を負い、学校に通うことができず家庭教師から教えを受けたシャルフベックは、やがて絵画の才能を見出されて11歳にしてフィンランド芸術教会で...
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鴨居玲「出を待つ(道化師)」

道化の背後に広がる赤は、虚無や悲哀や諦念とは縁遠く鮮やかで凛々しくすらあります。かといって熱情でもなく、ましてや歓喜でもない。自分の人生を振り返っても思い当たらない、引きずり込まれそうな、異質な赤でした。Waiting His Turn(1984)Kamoi Rei鴨居玲「出を待つ(道化師)」。東京ステーションギャラリーの展覧会のポスターに使われている作品で、東京駅の喧噪とは明らかにそぐわない佇まいにかえって心をもっていかれ...
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鴨居玲「1982年 私」

真っ白なカンヴァスを前に、口を半開きにし、弛緩した表情をこちらに向ける画家。ここまで陰惨な自画像が他にあるでしょうか。鴨居玲の「1982年 私」という作品です。Myself, 1982(1982)Kamoi Reiまわりに描かれているのは、道化や老婆、裸婦など鴨居が主題としてきた人物たち。「もう描けない」と絶望しきった画家を責めるでもなく、てんでばらばらを向いて地縛霊のようにそこに佇んでいます。彼らが画家にとっての過去である...
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セザンヌ「休息をとる少年」

Boy Resting(1890)Paul Cezanneぼんやりしていたら、あっという間に土日が終わってしまいました。特に物思いにふけるでもなく、何をするでもなく。こんな日があってもいいとは思うけれど、やっぱりもったいなぁ。いかんなぁ。今日も明日もがんばろう。  ...
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