ブーダン「トルーヴィルの海岸」
海の画家といえば、連想するのはウジェーヌ・ブーダン。
戸外制作の重要性をモネに伝えた画家として知られており、
船長だった父親とともに少年時代から船に乗っていたせいか
作品の多くにフランスの海が描かれています。
The Beach at Trouville(1867)
Eugene Boudin
こちらはウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィルの海岸」。
夏の保養地として人気が高かったノルマンディー地方のトルーヴィルで、
ヴァカンスを楽しむ裕福な人々が描かれています。
本作はオルセー美術館の収蔵品ですが、
同様にトルーヴィルの海岸でくつろぐ人々を描いた
「トルーヴィル近郊の浜」という作品が、
現在ブリヂストン美術館で展示されています。
さて。
海なしの埼玉県で生まれて、あまり海とは縁のない人生を送ってきましたが
ロードバイクを初めてから、海が少し身近な存在になりました。
毎週末、早起きして荒川沿いを南下し、葛西臨海公園へ通ってまして。
午前中は日陰が多いのでさほど汗をかくこともなく、吹く風が心地よいのです。
川沿いも気持ちいいし、海沿いの赤い舗装路も気分爽快。
公園内の海岸で疲れた体を横たえて、潮のかおりに包まれるひととき。
往復で約45キロ、公園内でブラブラする時間も入れて、3時間ほど。
なかなかいい気分転換になります。
そして何より、家に帰ってから飲むビールがうまいんだなー。
昼から飲んじゃってますけど(笑)
そんでシャワー浴びてうたた寝して、本を読んで過ごすという
健康なんだか不健康なんだか分からない休日を過ごしております。
今日も明日もがんばろう。
- 関連記事
-
- ゴッドワード「真昼の休息」
- 小野竹喬「宿雪」
- エリザベス・キース「藍と白」
- ブーダン「トルーヴィルの海岸」
- バルテュス「夢見るテレーズ」
- 「埴輪 乙女頭部」と川端康成
- 加山又造「冬」