足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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歌川広重「名所江戸百景 愛宕下薮小路」

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世田谷美術館の「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」からもう1点。
西洋の画家たちに多大なる影響を与えた歌川広重の作品です。


歌川広重「名所江戸百景 愛宕下薮小路」
Atagoshita and Yabu Lane, from the series One Hundred Famous Views of Edo(1857)
Utagawa Hiroshige




歌川広重「名所江戸百景 愛宕下薮小路」。
虎ノ門へと抜ける小径の脇には桜川と呼ばれる放水路が流れ、
雪の白と水流の青とが互いに引き立てながら目に飛び込んできます。
空には暮色が広がり始めているのでしょう、
そのグラデーションもまた、はっとするほど美しい。
静かに積もりゆく雪景色のなかで
家路を急ぐ人々のザッザッという足音が聞こえてきそうです。
空には雀たちが舞いおどり、どこか楽しげな、心安らぐ一枚です。


世田谷美術館の「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」では、
広重の作品とあわせて印象派の画家、カミーユ・ピサロの雪景色が展示されていました。
1893年にフランスの画廊で「歌麿と北斎」という浮世絵の展覧会が開かれ、
そこに足を運んだ画家にカミーユ・ピサロは広重の作品に強く感銘を受けたそうです。
「名所江戸百景 愛宕下薮小路」が展示されていたかは分かりませんが、
「広重は優れた印象主義者だ。私もモネもロダンも夢中になってしまった。
私が描いてきた雪や洪水の表現効果に満足している」と手紙に記しています。
両者の作品を見比べてみると……う〜ん、よくわからない(笑)
どちらも好きな画家だけど、共通点があるのかどうなのか。
構図の大胆さは浮世絵の影響のようにも感じるけれど。
皆さんもぜひ会場で実物を比べてみてくださいな。


カミーユ・ピサロ「雪に映える朝日、エラニー=シュル=エプト」
カミーユ・ピサロ「雪に映える朝日、エラニー=シュル=エプト」




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