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私たちはよいの明星と
初霧を待とう。
神さまのしろしめす広い庭で
私たちは喜んで咲き、しぼもう。
(ヘルマン・ヘッセ「回想」より)
Flower Meadow in the North(1905)
Harald Sohlberg
こちらはハロルド・ソールベリの「北の花咲く野原」という作品です。
画面の下半分に広がるのは、真っ白に咲き乱れるヒナギク。
地平に浮かぶのは満月……ではなく太陽でしょうか。
澄んだ川や赤い家屋をこえて、
その光は花々を、あたかも絨毯のように浮かび上がらせています。
“黄昏の画家”という呼び名にふさわしい、幻想的な夕べの風景です。
ソールベリは、ムンクと同時期に活躍したノルウェーの画家。
今しも沈もうかと思われる太陽ですが
舞台は白夜の国ゆえ、太陽はこの高さで一晩中、
白い花を照らし続けるのかもしれません。
そうであればいいなぁ、と思います。
Well, the summer's gone
And I hope she's feelin' the same
今日も明日もがんばろう。