足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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島成園「化粧」

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ホテルニューオータニでは毎年この時期、
アートコレクション展という展覧会を開催しています。
今年は20回目の記念特別展、「日本の美を極める」というもの。
四季、花鳥、風情の3コーナーに分けて
近代絵画の名品を惜しみなく展示する素晴らしい内容でした。


島成園「化粧」
Make-up(1915)
Shima Seien




会場で一番ぐっときたのがこちら。
島成園の「化粧」という作品です。
京都の上村松園、東京の池田蕉園とならび、
大阪の島成園もまた美人画を得意とした女性画家であったことから
「三都三園」と称された実力派だったそうです。


たとえばこの「化粧」という作品では、
片肌を脱いで鏡に視線をおとす
なまめかしい女性の姿が描かれています。
表情がとぼしいけれど、そこに女性の決意か諦めか、
秘めたる思いが見え隠れしているように感じられます。
解説文には、後ろの屏風に貼られた大和絵が
男女のすれ違いをあらわしているのでは……と書いてありました。
別れを決意した女性の、相手に見せる最後の化粧なのかもしれません。


こういったなまめいかしい美人画は上村松園の作品にはなく、
それが非常に新鮮に感じられました。
「化粧」の両脇には鏑木清方の美人画があり、
むしろそちらとの相性のほうがよかったかも。
そんなわけでこの一画にしばし釘付けになったのでした。
展覧会は8月31日まで。
上述の「三都三園」のほか、円山応挙、竹内栖鳳、横山大観、
川合玉堂、東山魁夷、鏑木清方などなど
日本近代絵画を代表する作品が並びます。
ホテルならではの、美術館とはちょっと違った雰囲気もポイントかもしれません。
2018年まで改修工事のため休館となる大倉集古館の所蔵品をはじめ、
日本各地の美術館や個人蔵の名品が集まっています。
展覧会の収益の一部は、社会貢献のために寄付されるとのことです。


さて、明日(金曜)の夜からフェリーに乗って、
会社の同僚や元社員たちと伊豆大島に行ってまいります。
もともとはロードバイクを積んで一人で行こうと画策してたんですが、
気がつけば6人くらい集まってしまい、じゃあチャリはいいかな、みたいな(笑)
いつも一人旅なので、たまにはこういうのもいいもんです。
ちなみに月曜は仙台出張。なかなかハードです。




今日も明日もがんばろう。
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美人画の四季美人画の四季
(2012/04/18)
加藤類子

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