足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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堂本尚郎「絵画」

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なぜだか気持ちが落ち着く作品。
堂本尚郎の「絵画」という水彩画です。


堂本尚郎「絵画」
Painting(1957)
Domoto Hisao




水に溶け出したインクのような、不確かな揺らぎ。
重ねられた黒と赤の平面も、頼りなくぼやけて見えます。
ただそれだけのことなのに。
描かれているのはそれだけなのに、足が止まってしまった。
連想したのはなぜかイヴ・タンギーの作品群であり、
万年筆のペン先の洗浄の場面でした。
どちらも自分にとって心地がよく、いとおしいものたちです。


場所はブリヂストン美術館。
ウィレム・デ・クーニングの展覧会をやっていたんですが、
あまり好きではない方向性の抽象画に少し疲れていたところ、
所蔵作品のコーナーでこの「絵画」が展示されていたのです。
堂本尚郎とザオ・ウーキー、
2013年に画業の幕をおろした
2人の画家の作品を集めた部屋で。
海の静けさをたたえたザオ・ウーキーの「07.06.85」と
堂本尚郎の「絵画」はとても相性がよく感じられて、
水底にひとりたたずんでいるような気分でした。

ザオ・ウーキー「07.06.85」
07.06.85(1985)
Zao Wou-Ki




こういう素晴らしい出会いこそ、
美術鑑賞の歓びであると思います。





今日も明日もがんばろう。
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-2 Comments

いちファン says...""
まだかな?まだかな?
更新待ってまーーす
2014.12.07 23:42 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: タイトルなし"
> いちファンさん

こんばんは。ようやく更新いたしました…。
当分のんびりペースになるかと思いますが、ご容赦いただければと。
何卒よろしくお願いいたします。
2014.12.09 23:43 | URL | #- [edit]

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