足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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難波田史男「トロンボーンの行進曲」

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心の震えをそのままあらわしたような線描。
思いがそのままにじみ出したような水彩。
自由とは、かくも脆く果敢ないものかと——。
不条理、空想、冒険、創造、孤独、そんな様々を思いながら
生きること、創ることについて少し考えてしまいました。
世田谷美術館の「難波田史男の世界 イメージの冒険」にて。


難波田史男「トロンボーンの行進曲」
Music for Trombone(1967)
Nambata Fumio




前に東京オペラシティで行われた難波田史男の回顧展でファンになったのですが、
世田谷美術館のほうはより内省的というか……。
小品が多かったこともあって、
自ずと絵を通して自分と向き合うような気持ちになりました。
大学の先輩にあたり、中原中也やパウル・クレーが好きらしく
そのあたりにも親近感を抱いていたんですが
今回はもうひとつ、嬉しい偶然がありまして。
まず、画家の言葉から。


私は剣のように鋭いペンを握って
白い紙の上を切った
絵が生まれた
絵は裸形された意識
あるいは神経の極地から生まれる
私の線は不条理の線だ
線を引くことは
哲学的自殺にほかならない
私の色彩は愛だ
人生に対する歓喜だ
(難波田史男)



会場の壁にこの言葉を見つけたとき、その偶然に驚きました。
たまたま行きの電車で読み始めた本がカミュの「シーシュポスの神話」だったんです。
不条理、哲学的自殺——なんという符合だろう。
そして彼は、線によって自身を殺し、色彩によって自身を生かしていたのだろうか。


さて、今回はこの辺で。
難波田史男のことは前にも書いているので、
詳しくはそちらをご覧下さい(今回同様、支離滅裂な内容ですが)。

難波田史男「終着駅は宇宙ステーション」
難波田史男「一人」




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