高山辰雄「いだく」
来年夏、姉夫婦に子どもが生まれるそうです。
クリスマスイヴに一報もらっていたのですが、
今日病院に行って、正式におめでただと分かったとのこと。
ようやくうちの両親もおじいちゃんおばあちゃんになれるんだなぁと、
しみじみ思ってしまいました。
Embracing(1977)
Takayama Tatsuo
こちらは高山辰雄の「いだく」という作品。
赤子を抱く女性と、それを愛おしく見つめる女性が描かれています。
無垢なる光のような赤ん坊は、2つの影に大切に守られている。
牧谿の「観音猿鶴図」を思わせる、
安らぎと慈しみに満ちた一枚です。
あと8か月ほどで、姉もこんなふうに赤子を抱くんだろうと思うと
なんだか不思議な気持ちがしてくるんですよねぇ。
やんちゃで男勝りだった姉が、母親になるのか……。
肝心の長男(自分)は結婚の意志がなく、
孫の顔を親に見せることができそうもないので……
そういう意味でも姉夫婦に感謝しつつ、
無事に健やかな赤ちゃんが生まれてくれることを祈るばかりです。
今日も明日もがんばろう。
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