足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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杉本博司「月下紅白梅図」

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真昼のひかりが鮮烈であれば、なおさら夜の闇は深く感じられるものです。
そして暗闇のなかでこそ、目にうつる美しさというものがあります。
月明かりが照らし出した、紅梅白梅の別の顔。
杉本博司の「月下紅白梅図」という作品です。


杉本博司「月下紅白梅図」



言うまでもなく、これは尾形光琳の「紅白梅図屏風」をベースにした作品です。
モノクロームの世界で梅はいっそう匂い立ち、
流水もまた磁力を増して、鑑賞者を飲み込もうとするかのよう。
この作品は薄暗く広々とした空間に置かれ、
作品上方からのスポットライトだけで照らし出されていました。
光琳の「紅白梅図屏風」の前に木彫りの梅花を置くことで実在感を強めたように、
屏風の影そのものが、幽玄な雰囲気を高めています。
これもまた、実物でしか味わえない素晴らしい演出でした。


MOA美術館の「光琳アート」では、
尾形光琳の作品だけにとどまらず、
「光琳を現代に生かす」というテーマで琳派の影響を受けた近代日本画を、
そして「現代アート」という括りで杉本博司を初めとする作家の作品を展示していました。
現代アートはあまり詳しくないんですが、
こういう形で目にするとまた違った感慨がありまして
すばらしい経験をさせてもらったなぁと思っております。



ちなみに熱海では、MOA美術館のほかにも
梅園で梅を見たり、おいしいお魚を食べたり、
温泉に浸かったり、貫一お宮の像を見物したり……
一人旅ここに極まれりといった充実っぷりだったんですけど、花粉がすごくてねぇ(笑)
もうひたすらクシャミしておりました。




今日も明日もがんばろう。
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