イヴ・クライン「火の絵画」
昨夜見た、夢のお話。
Fire Painting(1961)
Yves Klein
外は火の雨が降っていて、
道行く人や車や樹々が燃え上がっていた。
ぼくは実家の階段の裏で、姉と一緒に息をひそめていた。
窓の向こうから、火の柱が近づいてくるのが見える。
「俺は生きるぞ、俺は生きるぞ」と必死で念じながら
逃げ場などあるはずもなく、
全身を激しい熱と痛みに取り巻かれて、
気がつけばまわりには水色の景色が広がっていた。
……という、なんだかひどい夢でした。
行き着いた先は天国だったのやらどうなのやら。
「死にたくない」ではなく「生きるぞ」だったところに
何かいろいろと考えさせられたのでした。
一昨日読んだ津村節子の「智恵子飛ぶ」という小説に、
関東大震災のときの火災旋風の描写があったせいだと思いますが
こんな夢はもう二度と見たくないな……。
画像はイヴ・クラインの「火の絵画」。
ブルーが印象的な画家ですが、
このようなガスバーナーの炎でつくった作品も残しています。
今日も明日もがんばろう。
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