ヘレン・シャルフベック「少女の頭部」
また随分と、間があいてしまいました。
申し訳ない限りです。。
気を取り直して……
前回に引き続き、ヘレン・シャルフベックです。
Head of a Girl(1886)
Helene Schjerfbeck
1886年、「快復期」の2年前に描かれた「少女の頭部」という作品です。
黒の巧みな使い手であったマネを思わせる作品ですが、
暗闇を背にしたこの眼差しが、何だか忘れられませんでした。
1884年の「扉」という作品も、やはり黒が印象的です。
ホイッスラー風の「お針子(働く女性)」も黒そのものですし、
最晩年には腐りゆくりんごを「黒いりんごのある静物」として描いています。
さて、シャルフベックにとって黒はどんな色だったのだろう。
そんなことを考えさせられた展覧会でした。
話は変わって、ちょっと私事など。
会社で一番仲の良かった同僚が退職してしまって、
こういう節目の時期に限ってなぜか仕事が殺到するのですよね。
加えてもう一人、頼りになる同僚が辞めちゃうし、
入れ替わりで入った新人さんも1週間ちょっとで辞めちゃうし、
さらには入社予定だった別の新人さんがドタキャンしちゃうし……。
てんやわんやでヒーコラ言ってるありさまで。
文字通り寝る間も惜しんで移動中も何かしら仕事してるような状態ですが、
そんななか、先日出張で大分の由布院まで行ってきました。
観光地の撮影メインだったので、久々に羽を伸ばしてのんびりと。
温泉も入ったし、お酒も一杯飲んだし、おいしいものも食べたし、
由布の自然も満喫したし、もう言うことなしです。
一足先に夏休みな気分でございました。
ちなみに明後日は名古屋出張です。
おいしいもの食べられるといいな♪
由布院の金鱗湖にて。ご利益あるかな。
今日も明日もがんばろう。
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