森狙仙「猿図」(新年のご挨拶)
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
昨年はブログの更新も、美術館通いも、めっきり減ってしまいました。
例によって大変ご無沙汰してしまいましたが、
今年はもう少し更新を増やして
従来通りに戻していければと思っております。
さて、申年ということで猿にちなんだ一枚を。
日本画で猿といえば、やはり思い浮かぶのは森狙仙です。
描いた作品の8割近くが猿だったそうで、
応挙の弟子として大阪で活動しながら
その評判は江戸にまで届いていたのだとか。
ちなみに「狙」という字は猿をあらわすんですって。
狙仙が描く猿はどれもユーモラスで、ほのぼのしていて、
この「猿図」も平和そのもの。
こんなふうにのんびりと、愛情細やかな一年にしたいと思っています。
1月12日からはいよいよ新しい職場へ。
期待に胸を高鳴らせながら、とりあえず有休消化ということで
明日から箱根へ、2泊3日の一人旅に行ってまいります。
2016年最初の美術館巡りは、岡田美術館の琳派になりそうです。
最後に余談になりますが、
「1日」という文字を組み合わせると「申」となります。
申年の本年は、1日1日を大切にしていきましょう。
それでは今後とも、よろしくお願いいたします。
今日も明日もがんばろう。
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