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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ペン立てにまつわるお話

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久しぶりの更新です。
体調はすっかり良くなったんですが、
今度は仕事が殺人的に忙しくなり…今日も、ついさっきまで休日出勤してました。
4月から組織変更やら何やらで、あわただしい日々なのです。


そんななか、どうやってストレス発散しているかというと。
引き続き美術館には行けない状況なので、
もうひとつの趣味である万年筆の出番なわけですね。
眺めてるだけでも幸せだし、
文字を書けば達筆な気持ちになれて幸せだし、
ペン先を洗う瞬間も幸せだし。
日頃何かに追い立てられている身としては、
こんな静かでゆったりした時間がとても貴重なわけです。


さて、万年筆。
使い始めて7,8年たつんですが、
保管の仕方をずっと間違えていたことを最近知りました。
布製のブックカバーに包む感じで、横置きにして保管してたんですが、
ほんとはペン先を上にして、縦置きで保管しなければいけないんですね。
手ごろなペン立てもなかったので、
100均でアルミの缶を買って、先述のブックカバーと組み合わせてペン立てを作ってみました。

ペン立て2


おお!
意外ときれいにまとまりました。
ちなみにブックカバーは、いつかの展覧会で買ったモリス柄のやつ。
組み合わせる前はこんな感じ。↓


ペン立て作成前


ところで、ペン立てにはちょっとした思い出があります。
小学生のとき、クラスのクリスマス会でプレゼント交換がありまして、
生徒それぞれ、プレゼントを用意して、くじ引きか何かで交換するというもので。
前日の夜まで何も用意していなかった僕は、慌てて母親に相談したのです。
母は専業主婦で、当時あれこれ内職をしてました。
特に貧乏だと思ったことはないですが、内職するくらいだから裕福ではなかったのかな。
で、母が急いでつくってくれたのが、空き缶に千代紙を巻いてつくったペン立てだったんです。
こういうのを、母は当時たくさん作ってたんですよね。
僕は単純にすごいなーと思って、ラッピングしたやつをクリスマス会に持って行ったんですが、
これがクラスの男子連中にすこぶる評判悪くてですね。。
ペン立てが当たった男子がものすごく怒ってしまい、
僕が持ってきたプレゼントだと知るやいなや、
「お前がもらったプレゼント(キン肉マンの単行本)と交換しろ!」と詰め寄られてしまったわけです。

結果として母を侮辱されたにも関わらず、
僕は情けないことにへらへら笑って謝る始末で、
結局手作りのペン立てを持って帰ることになったのですね。
とはいえ家に持って帰って母に見つかると気まずいし…
仕方がないので、帰り道のゴミ捨て場に捨てたのです。
あぁ、ひどい話だ。

いまだに当時のことを思い出しては、げんなりします。
あのとき、ちょっとでも勇気があったら良かったのに。
親を侮辱されてへらへらしてるなんて、子供とはいえ最悪だったと今でも思うのです。


…ちょっと暗い話になってしまいました。
もうじき母の日。
何をプレゼントしようか考えたいと思います。


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