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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

ズーカラデル(最近よく聞く音楽2)

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音楽ネタ、第2回です。
まずはこちらを。






ズーカラデルというバンドのボーカルによる、弾き語りライブです。
曲名は「春風」。
ビートルズ的なアコギのイントロ、
風貌からは想像つかないような、優し気な歌声。
力強いんだけど、壊れやすそうな。
一言一言をかみしめるように、いとおしむように歌っていて
それが会場の雰囲気とも絶妙にマッチしていて。
時折聞こえてくる、赤ん坊の泣き声もなぜか心地よく感じられるのです。
歌詞もいいんですよね。
「幸せになりたいわと、君は力なく笑った」。
なんとなく、堀辰雄の「風立ちぬ」を読みたくなるフレーズです。



ということで、ズーカラデル。
北海道出身の3ピースバンドで、
いいからもう走っちゃえジャンプしちゃえ飛べちゃうかもよ的な
ひたすら疾走感あふれるサウンド。
アジカンに近い気がするけど、そこにノスタルジックな何かが乗っかってる感じです。
↓の「アニー」はまさにそんな感じ。
問答無用でゴリゴリ突き進んでいく姿勢がとても好きです。





絶妙にあか抜けない感じもいいですよね(誉め言葉)。
ずっとこのままでいてほしいなぁ。きれいな恰好とかしないでほしいなぁ。
もうね、パジャマで歌うくらいでいいんですよ、3ピースバンドは。








「ブギーバック」と「未来」。
どちらもドストレートですよね。変化球なんて知らねーやって感じで潔い。
シンプルでキャッチ―で、でも聞くたびに味わい深くなる。
※ 変化球投げれるけどあえてここはストレートで勝負だ清原、が正しいかも






こちらはファミリーマート、ではなくて「ころがる」という曲。
勢いだけでなく、こういう曲もつくれるっていうのはすごく強いと思います。
そして個人的には、こういう雰囲気の曲をたくさん作ってほしいんだなぁ。



ってことで冒頭の「春風」にまた戻るんですが、
ズーカラデルを紹介するにあたり
最初にソロ弾き語りのシンミリ系から入るのもちょっと違和感あったんです。
でもこの動画に出会ってなかったら、
ここまでこのバンドのこと好きになってなかっただろうなって。
なんていうか、ブルーハーツのマーシーのソロアルバムをはじめて聞いたときみたいな驚きで。
あぁ、こんな一面もあったんだ、っていう嬉しさですよね。
こんな繊細だったんだ、こんな抒情的だったんだ、っていう部分を知ると、
力任せみたいなノリのいい楽曲も、途端に深みが増していくわけです。




最後にもう1曲だけ。「スタンドバイミー」。
死ぬほど青春。最高です。





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