レンブラント「額縁の中の少女」
今日は大雨のなか、八王子へ。
東京富士美術館の「ポーランドの至宝」を見てきました。
サブタイトルは「レンブラントと珠玉の王室コレクション」。
目玉はこちら、レンブラント・ファン・レインの「額縁の中の少女」。
Girl in a Picture Frame(1641)
Rembrandt van Rijin
これ、いわゆるトリックアートなんですね。
絵の中に額縁まで描き込んでいて、
そこに少女の手を重ねることで
あたかも少女が絵の中から出てくるような錯覚を起こさせているわけです。
「レンブラントのモナリザ」「ワルシャワのモナリザ」とも呼ばれているとか。
この作品の前年、1640年に、レンブラントは「自画像」を描いています。
こちらも右腕がこちらにせり出しているかのような印象を受けますね。
比較してみると結構おもしろい。
そして「額縁の中の少女」の翌年、1642年には
代表作となる「夜警」を制作しています。
このころがレンブラントの円熟期に当たるわけで、
そういう意味でも今回初来日の「額縁の中の少女」を見ることができたのは
貴重な体験だったのかなぁなんて思っています。
Self-Portrait(1640)/The Night Watch(1642)
Rembrandt van Rijin
さて、東京富士美術館ですが、予想外に混んでました。
なんだかいろいろあるみたい。
個人的には、企画展よりも常設展のほうが良かったかもです。
もうちょい家から近くて交通の便がよければ、
ちょいちょい行きたいんですけどねぇ。
「ポーランドの至宝」は9月26日まで。
ホームページはこちらです。
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