アンリ・ルソー「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」
アンリ・ルソーの世界観は
どこか作り物めいているんだけど、
どこか懐かしさを感じてしまうのです。
なんなんでしょう、この感じ。ホッとしてしまう。
View of Saint-Louis Island Taken from Saint-Nicolas Port, in Evening(about 1888)
Henri Rousseau
※画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます。
こちらは「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」。
どことなく、ブリューゲルの作品に似ているような気もします。
ブリューゲルと決定的に違うのは、皮肉や諧謔や難しい理屈が一切なくて、
純粋な、それこそ子どものような目線で描かれていること。
ものすごくうまい子どもの絵なんですよね。いい意味で。
懐かしさの根源は、ここにあるのかもしれない。
僕たちもかつては、こういう目線で世界を見ていたわけだから。
「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」は、
ブリヂストン美術館の「セーヌの流れに沿って」で展示されています。
ホームページはこちら。
ルソーの作品は後期(11月30日以降)に1点追加されるんで、
ルソー目当ての方はもう少し待ったほうがいいかもですね。
ぽちっとお願いします!
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