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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

竹内栖鳳「獅子」

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ド迫力。
日本画で、しかも金屏風でこれをやりますか。
竹内栖鳳、やっぱりすごいです。


獅子_右隻

獅子_左隻
上:竹内栖鳳「獅子」(右隻)
下:竹内栖鳳「獅子」(左隻)
※クリックすると拡大してご覧いただけます。




ニューオータニ美術館の「日本画に見る四季の美展」より、
竹内栖鳳の「獅子」。
四季も何もライオンじゃん、っていう突っ込みはさておいて、
いざ実物を前にしたら、思わずその威容に足がすくみます。
写実的であるとか、実際にベルギー滞在中にライオンを写生したとか、
そういうことではなくて……。
これを前にしたら、一休さんもトンチなんて言えないんじゃないかと(虎じゃないけど)。
全身に野性味がみなぎっていて、
悠揚迫らざる王者の風格ここにありといった感じで。
あの愛らしくも妖しげな「班猫」と比較してみると面白いかもしれません。
日本画家のすごみは、その柔軟性にこそあるのかなぁなんて思いました。


ニューオータニ美術館の「日本画に見る四季の美展」は、11月28日まで。
竹内栖鳳のほか、上村松園や横山大観、橋本雅邦、
下村観山、鏑木清方などおなじみの日本画家がずらり。
点数は少ないものの、何気に豪華な企画展でした。
ホームページはこちらをご覧ください。



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(2009/11/20)
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2 Comments

Masaru  says..."若い家鴨"
芸術に関しては、全くの素人です。
竹内栖鳳を知ったのは、たまたま国立京都近代美術館に行った時です。『若い家鴨』という作品を見たのが初めてでした。それぞれの家鴨たちが、息をしている感じられました。よくそこまで観察して描いたものだと関心しました。これからも、芸術作品の紹介をお願いいたします。
2010.12.16 19:09 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: 若い家鴨"
こんばんわ。「若い家鴨」は見たことがなくて画像検索してみたんですが、なるほど今にも動き出しそうで、すごい観察眼ですよね。記事ごとにだいぶムラがありますが、今後も素敵な作品を紹介していきたいと思っております♪

2010.12.18 00:55 | URL | #- [edit]

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