竹内栖鳳「獅子」
ド迫力。
日本画で、しかも金屏風でこれをやりますか。
竹内栖鳳、やっぱりすごいです。
上:竹内栖鳳「獅子」(右隻)
下:竹内栖鳳「獅子」(左隻)
※クリックすると拡大してご覧いただけます。
ニューオータニ美術館の「日本画に見る四季の美展」より、
竹内栖鳳の「獅子」。
四季も何もライオンじゃん、っていう突っ込みはさておいて、
いざ実物を前にしたら、思わずその威容に足がすくみます。
写実的であるとか、実際にベルギー滞在中にライオンを写生したとか、
そういうことではなくて……。
これを前にしたら、一休さんもトンチなんて言えないんじゃないかと(虎じゃないけど)。
全身に野性味がみなぎっていて、
悠揚迫らざる王者の風格ここにありといった感じで。
あの愛らしくも妖しげな「班猫」と比較してみると面白いかもしれません。
日本画家のすごみは、その柔軟性にこそあるのかなぁなんて思いました。
ニューオータニ美術館の「日本画に見る四季の美展」は、11月28日まで。
竹内栖鳳のほか、上村松園や横山大観、橋本雅邦、
下村観山、鏑木清方などおなじみの日本画家がずらり。
点数は少ないものの、何気に豪華な企画展でした。
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