足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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フランツ・マルク「虎」

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今日は三菱一号館美術館の「カンディンスキーと青騎士展」を見てきました。
お目当てはカンディンスキーではなく、フランツ・マルク。
わずか10年ほどの画業のなかで、ひたすら動物の絵を描き続けた画家です。


虎
Tiger(1912)
Franz Marc
※クリックすると拡大してご覧いただけます。




こちらはフランツ・マルクの「虎」。
直線的な処理で思いっきりデフォルメされているのに、
見た印象は虎そのもの。
周囲には鉱石のような、結晶のようなエレメントが散りばめられており、
これらのとがった、無機質な直線がまた、
虎の孤高の存在感を際立たせているようでもあり。
と表現すると何だか冷たい絵のようですが、
実際にこの絵に対峙すると、なんともいえない優しさを感じるわけです。
動物に対するマルクの愛情があらわれているんですかね。


幼少期、風景画家だった父親から厳しくしつけられ、
徐々に人間嫌いになっていったマルクですが、
19歳のとき、馬の背中にまたがった瞬間に世界が一変します。
動物の自由さ、純粋さ、そして美しさを肌で感じ、
この体験が、後の画風を決定づけたわけですね。
「動物の方が人間よりも美しく、純粋だ」
マルクはこんなことをよく言っていたそうです。
しかし……第一次大戦への従軍によって、
彼の画業に終止符が打たれます。
動物を愛したマルクが、人間同士の争いによって命を落とすなんて。
なんだかやりきれない。。。


三菱一号館美術館の「カンディンスキーと青騎士展」は、
2011年2月6日(日)まで。
フランツ・マルクの作品は計3点展示されてます。
もうちょっと多いとうれしいんだけどな……。
ホームページはこちらをご覧ください。



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Franz Marc: 1880-1916 (Taschen Basic Art)Franz Marc: 1880-1916 (Taschen Basic Art)
(2002/06)
Susanna Partsch

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