ロバート・ヒューズ「星たちを引き連れた夜」
本日(12月14日)夜から翌未明にかけて、
ふたご座流星群がピークを迎えます。
流れ星に願いを込めて……。
綾瀬は残念ながら曇り空ですが、
みなさんのところはいかがでしょうか?
Night with her Trail of Stars(1912)
Edward Robert Hughes
ロバート・ヒューズ「星たちを引き連れた夜」。
ラファエル前派の後継者として、
最後のロマン主義として活躍した画家による、
幻想的な夜の光景。
羽根を広げた天使が胸に抱えるのは、
眠りについた幼子。
その眠りは、死に通じる眠り。
天使が手にしたケシの花が、やがて訪れる死を暗示しています。
後に続くキューピッドたちは輝く星を頭上に掲げ、
彼らが幼子を起こさぬよう、
天使は口元に人差し指を立てています。
あるいは眠りにつく幼子は、
やがて天上の星に生まれ変わるのかもしれません。
なんとも敬虔で、美しい一枚ですね。
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