ドガ「バレエの授業」
今日は東京国際フォーラムへバレエを見にいってきました。
レニングラード国立バレエの「くるみ割り人形」です。
バレエは初体験だったんですが、いやはや何とも。
軽やかで華やかで、美しいのはもちろん
クスッと笑わせてくれる場面もあったりで。
意外に子ども連れの方が多かったんですが、
公演を見てなるほどと納得しました。これなら年齢問わず楽しめる。
La Classe de danse(1873-76)
Edgar Degas
※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。
さて、バレエといえば……
やっぱり踊り子の画家、エドガー・ドガですよね。
横浜美術館の「ドガ展」も今月いっぱいなんで、
出展作品のなかからご紹介を。
「バレエの授業」です。
スポットライトの当たる舞台上の踊り子ではなく、
稽古場でのレッスン風景を描いた作品。
構図の巧みさもあって、まるでその場に居合わせたような臨場感があります。
厳しい稽古、と思いきや意外に自由な雰囲気を醸していて、
退屈そうに上を向いてピアノ(?)の上に腰掛け、背中をかく少女もいれば、
一番手前の少女の足元からは子犬が顔をのぞかせていたり。
ドガはこの作品を描くにあたって、アトリエで踊り子にポーズをとらせ、
それらを組み合わせてひとつの絵に仕上げたそうです。
実際にバレエを見に行って思ったのは、
ダンサーの方々は僕らの想像もおよばないような
練習を積み重ねているんだろうなぁと。
そして心から踊るのが好きなんだろうなぁと。
そうでなかったら、あんなに気持ち良さそうに、
フワフワ浮かび上がるようには踊れないですもんね。
そういう意味では、練習の厳しさだけでなく、
自由さや明るさをも描いたドガのまなざしにすごく共感を覚えるのです。
横浜美術館の「ドガ展」は12月31日まで。
まだの方はお早めに~。
ぽちっとお願いします!
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